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ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッドはフェイセズのアルバムの制作が滞っていることを明かして、「時間の調整」が難しいと語っている。

ロッド・スチュワート、ロニー・ウッド、ドラマーのケニー・ジョーンズから成るフェイセズは近年、再結成の可能性を示唆してきたが、今年6月のグラストンベリー・フェスティバルにレジェンド枠で出演したロッド・スチュワートはロニー・ウッドと共演して“Stay With Me”を披露しており、その噂は一段と高まる格好となっていた。

ケニー・ジョーンズは『テレグラフ』紙のインタヴューでロンドンのRAKスタジオで「11曲ほど」をレコーディングしたと語っていた。

今回、BBCラジオ4の『デザート・アイランド・ディスクス』に出演したロニー・ウッドはアルバムの進捗について語り、それぞれのスケジュールの都合で制作を進めるのが困難になっていることを示唆している。

「昔から取り組んでいる曲があるんだけど、レコーディングの時間を合わせるのが難しいんだ」とロニー・ウッドは司会のローレン・ラヴァーンに語っている。

「またスタジオに入れるチャンスがあったら、そうした曲を完成させるよ。いい曲がたくさんあるからね」

再結成の可能性が最初に浮上したのは2020年で、ブリット・アウォーズ授賞式で3人は“Stay With Me”をライヴで披露している。翌年、ロニー・ウッドは『ザ・タイムズ』紙の取材でメンバーが彼の新しいロンドンの自宅を訪れ、「フェイセズの新曲をレコーディングした」と発言していた。

同じ頃、ロッド・スチュワートは「新旧の非常に価値のある15曲を完成させた」と述べており、ケニー・ジョーンズも次のように語っていた。「14曲ぐらいをやったんだ。リリースする価値があるのにリリースしていなかったものと新しい音源のミックスで、新しいものも素晴らしいんだ。ロッドは歌詞を書いているんだけど、熱心にやってくれているよ」

1969年にスモール・フェイセズのメンバーから結成されたフェイセズはロッド・スチュワートが脱退したことで1975年に正式に解散している。フェイセズは4枚のアルバムをレコーディングしており、最後にリリースされたのは1973年発表の『ウー・ラ・ラ』となっている。

フェイセズの結成メンバーであるキーボーディストのイアン・マクレガンは2014年に心臓発作で亡くなっている。ロニー・レーンは1997年に亡くなっている。

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