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ザ・ムーディー・ブルースのヴォーカリストであるジョン・ロッジが亡くなった。享年82歳だった。

訃報は遺族によって発表されており、「エヴァリー・ブラザーズとバディ・ホリーの音楽がかかる中で愛する人に囲まれながら安らかに息を引き取った」という。

「深い悲しみと共に最愛の夫、父、祖父、義父、そしてブラザーであったジョン・ロッジが突然、予期せぬ形でこの世を去ったことを発表します」と遺族は述べている。

「この広い心の持ち主を知る人であれば誰もが知る通り、彼にとって最も大切だったのは妻のキルステンと家族への尽きぬ愛であり、それに次ぐのが音楽への情熱と信仰でした」と遺族は続けており、福音派キリスト教徒であったことにも触れている。

「彼の愛、笑顔、やさしさ、そして、果てなき揺るぎない支えをずっと惜しむことになるでしょう。胸を痛めていますが、私たち一人ひとりに向けてくれた愛に包まれながら、安らぎへと歩を進めていきます」

バーミンガム出身のヴォーカリスト/ベーシストであったジョン・ロッジはデニー・レインとクリント・ワーウィックの脱退を受けて、ジャスティン・ヘイワードと共にザ・ムーディー・ブルースに加入している。

ジョン・ロッジは1967年発表の『デイズ・オブ・フューチャー・パスト』、より実験的な1968年発表の『失われたコードを求めて』といった最も知られている作品に参加しており、“Nights In White Satin”や“Isn’t Life Strange”といったヒット曲にも参加している。

遺族は次のように述べている。「彼はステージに立っている時が何よりも幸せでした。彼はロックンロール・バンドのシンガーであり、バンドや義理の息子であるジョンと演奏して、ファンとこの音楽を分かち合い続けることが大好きでした」

「娘のエミリーや息子のクリスチャンと仕事をしながら、孫のジョン・ヘンリーがサッカーをやるのを観るのはさらに大きな楽しみでした。いつか彼がバーミンガム・シティでプレイするのを夢見ていたのです」

ジョン・ロッジは2003年に発表されたザ・ムーディー・ブルースの最後のアルバム『ディセンバー』までアルバムを作り続け、2018年までライヴ活動を続けていた。同年、ザ・ムーディー・ブルースはロックの殿堂入りを果たしている。

ザ・ムーディー・ブルースは2024年4月に結成メンバーであるキーボーディストのマイク・ピンダーが亡くなったこともジョン・ロッジによって発表されていた。

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