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ドナルド・トランプ大統領はバッド・バニーが2026年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演することについて「クレイジー」だと述べ、「バッド・バニーを知らない」と語っている。

先週、バッド・バニーは来年2月に行われるスーパーボウルのハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが発表されている。ハーフタイム・ショーはバッド・バニーが行う2026年唯一のアメリカ公演で、『デビ・ティラル・マス・フォトズ』のワールド・ツアーではアメリカ公演はアメリカ移民関税執行局の捜査を恐れて予定されていない。

バッド・バニーは発表時にソーシャル・メディアで次のように述べている。「ここのところ考えてきたんだけど、自分のチームとも話し合って、アメリカでは1回だけライヴをやろうと思う」なお、ドナルド・トランプ大統領の元選挙対策委員だったコリー・レヴァンドフスキはバッド・バニーによるスーパーボウルのハーフタイム・ショーにはアメリカ移民関税執行局(ICE)の捜査官も訪れることになるだろうと語っている。

バッド・バニーの出演が発表されたことでアメリカの右派からは反発が寄せられており、国土安全保障長官のクリスティ・ノームはバッド・バニーがアメリカ国籍を取得しているにもかかわらず、スーパーボウルのハーフタイム・ショーに選んだNFLを批判している。

バッド・バニーは先週末にテレビ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』に出演しており、右派からの反発について反論する形で「みんな喜んでいるよ……『フォックス・ニュース』さえもね」と冗談を飛ばしている。

今回、ドナルド・トランプ大統領はバッド・バニーの出演を巡る論争に言及して、『ニュースマックス』の司会者であるグレッグ・ケリーに次のように語っている。「バッド・バニーのことは知らないんだ。どんな人かも分からない。どうしてやっているのかもね。クレイジーだよ。しかも、選んだプロモーターのせいにしているんだろ。まったくもってバカげているよね」

自身のレーベルであるロック・ネイションを通じてNFLの音楽ストラテジストを務めているジェイ・Zはバッド・バニーの出演について次のように述べている。「ベニートがプエルトリコのために成し遂げてきたこと、そしてこれからも成し遂げ続けることは本当に刺激的なものだ。彼を世界最大のステージに迎えられて光栄だよ」

国土安全保障長官のクリスティ・ノームはスーパーボウルにはアメリカ移民関税執行局(ICE)の捜査官も立ち会うと語っている。

「誰もがスーパーボウルに行き、楽しんで、帰れるようにする責任があります。それがアメリカというものです。だから、私たちはあらゆる場所で法を執行します。なので、この国を愛して、法を遵守するアメリカ人でない限り、スーパーボウルに来るべきではありません」

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