Photo: GETTY

ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』のジャケットを巡る裁判が再び控訴されたことが明らかになっている。

先日、この裁判については児童ポルノ流布を巡って判事が棄却しており、「児童ポルノではない」という判決が下されている。

判事のフェルナンド・M・オルギンは次のように述べていた。「ポーズ、焦点、設定、そして全体的な文脈のいずれを見ても、アルバム・カヴァーに性的に露骨な行為を含むことを示唆するものはない。この写真、裸の子供が入浴している家族写真に極めて類似する写真は児童ポルノと認定する材料としては明らかに不十分である」

しかし、原告のスペンサー・エルデンは弁護士を通して控訴することが明らかになっている。弁護士らは判決が出てから3日で第9巡回控訴裁判所に対してフェルナンド・M・オルギン判事の判決を覆し、裁判の再開を認めるよう求めている。

こうした動きを受けてニルヴァーナ陣営の弁護士であるバート・ダイクスラーは米『ビルボード』誌に対して次のように述べている。「正当性をもって抵抗し、勝利します」

先の判決でフェルナンド・M・オルギン判事原告のスペンサー・エルデンがグッズにサインをしたり、自らを「ニルヴァーナ・ベイビー」と呼んだりすることで、この画像から利益を得てきたことも指摘している。

「原告は長年にわたってアルバム・カヴァーに起用されたことを喜んで受け入れ、金銭的な利益を得てきた」とフェルナンド・M・オルギンは述べている。「原告の長年にわたるアルバムに関する行動は、アルバム・カヴァーが児童ポルノに該当し、その結果、深刻な損害を被ったという原告の主張とは整合性が取れません」

生後4ヶ月の時にニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のジャケット写真を撮影されたスペンサー・エルデンはそのことで「今も続いている精神面・感情面での多大な被害」を受けたとして金銭的な損害賠償を求めている。

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