
Photo: GETTY
ブルース・スプリングスティーンはニューヨーク映画祭で“Land of Hope and Dreams”を披露した映像が公開されている。
ブルース・スプリングスティーンはジェレミー・アレン・ホワイトが主演を務めた映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が現地時間9月28日にアリス・タリー・ホールで上映されている。
上映後、ブルース・スプリングスティーンは即興でライヴの定番となっている“Land of Hope and Dreams”を披露している。
ブルース・スプリングスティーンは「自分よりも見た目のいい形で」演じてくれたジェレミー・アレン・ホワイトとジョン・ランドウよりも「ずっと見た目のいい形で」演じてくれたジェレミー・ストロングに冗談ながらに感謝の思いを伝えている。
パフォーマンス映像はこちらから。
ブルース・スプリングスティーンはスティーヴン・グレアムが演じた父親のダグラスとギャビー・ホフマンが演じた母親のアデルに思いを馳せながら次のように語っている。「両親は亡くなってしまった。だから、映画ができてよかったよ」
ブルース・スプリングスティーンはここ数ヶ月にわたって言及してきたドナルド・トランプ政権についても触れている。「最近は極めて危険な時代に暮らしていることを思い知らされる出来事が日々起こっている。ツアーをしながら人生を過ごしてきて、いわばアメリカの音楽大使として世界各国を訪れてきた。そうしながらアメリカの現実がアメリカン・ドリームの理想にどれだけ足りていないのかを測ろうとしてきたんだ」
「しかし、多くの人々にとって恐怖や分断、政府の検閲や憎しみの国ではなく、希望と夢の地であり続けている。それこそがアメリカにとって闘う価値のあるものだ。そうした思いで私は生涯の武器としてギターを手に取ったんだ」
スコット・クーパーが監督する映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は1982年発表のアルバム『ネブラスカ』が制作された6ヶ月間を描いたもので、ジェレミー・アレン・ホワイトがブルース・スプリングスティーンを演じている。本作はアメリカで10月24日より、日本で11月14日より劇場公開される。
監督のスコット・クーパーは『エンパイア』誌の新たなインタヴューで『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』で採用したアプローチについて、ブルース・スプリングスティーンは反伝記映画なんだと語っている。
「言われたんです。『スコット、自分に関する真実は必ずしも美しいとは限らないよ』ってね」とスコット・クーパー監督は語っている。
「そして、この映画がロックスターの神話とはかけ離れたものになることについて話し合いました。ブルース・スプリングスティーンにとって最も重要だったのは聖人伝にはしないことでした」
ブルース・スプリングスティーンは4CD+Blu-rayの5枚組から成る『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』が10月17日にリリースされることも決定している。
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.



