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デュア・リパはニーキャップをグラストンベリー・フェスティバルに出演させないように求めた自身のエージェントと袂を分かつことになったという報道について反論している。
『デイリー・メール』紙は現在、北米ツアーを行っているデュア・リパについてウィリアム・モリス・エンデヴァーのデヴィッド・レヴィと袂を分かつことになったと報じている。
情報筋は同紙に対してデュア・リパが「関係者を通してデヴィッド・レヴィがもう彼女の音楽に関わらないようにした」と述べており、「デュア・リパはデヴィッド・レヴィをガザでのイスラエルによる紛争、パレスチナの人々へのひどい扱いを支持する人物と見なしており、マイケル・イーヴィスに送った手紙にもそれが示されていた」と語っている。
今回、デュア・リパはインスタグラムでデヴィッド・レヴィと距離を置きつつも、報道について自身の見解を述べている。
「デヴィッド・レヴィや他の音楽業界の重役が真実を語るアーティストにしたことを容認することはできません」とデュア・リパは述べている。「報道での扱われ方も無視することはできません。この報道は完全に虚偽であるだけでなく、『デイリー・メール』紙による言葉の使われ方は敢えて扇動的なもので、クリックベイトのために作られており、明らかにオンラインでの分断を煽るように意図されています」
「『パレスチナを解放せよ』と常に思っていますが、新聞を売るために世界的な悲劇を搾取することは非常に憂慮すべきことです」
ウィリアム・モリス・エンデヴァーのスポークスパーソンもタブロイド紙の報道に異議を唱え、『NME』に次のように語っている。「デュア・リパや彼女のマネージメントが政治的見解を理由にエージェントの一人を解雇したという報道はまったくの誤りです」
「デヴィッド・レヴィはデュア・リパの初期のキャリア(2016年〜2019年)においては役割を果たしており、慣習的に社内および業界誌の両方でチームメンバーとしてクレジットされています。しかし、2019年にロンドンを離れた後、彼はアドバイザーの役割に移行しており、それ以来デュア・リパの日常業務には関与していません。デヴィッド・レヴィは今年、他の人物と共にプロジェクトから離れています」
マイケル・イーヴィスをはじめとしたグラストンベリー・フェスティバルの主催者に送られた手紙は機密扱いとされていたが、グラストンベリー・フェスティバルの従業員によってリークされることとなっていた。
ニーキャップをラインナップから外すキャンペーンは最終的に失敗に終わったが、DJのトドラ・Tは「この書簡は組織的に非常に力のある音楽エージェントが主導し、音楽業界の30人が署名したものだ」と述べていた。
デュア・リパは長年にわたってパレスチナについて声を上げてきたことで知られ、自身やベラ・ハディッド、ジジ・ハディッドを「反ユダヤ主義」とする『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載された広告のことも批判していた。
2023年10月、デュア・リパはマイケル・スタイプやケイト・ブランシェットらと共にジョー・バイデン大統領にガザの停戦を求める公開書簡に署名していた。
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