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ザ・ローリング・ストーンズはプロデューサーのアンドリュー・ワットが新作を手掛けていることを明らかにしている。

2023年にリリースされた通算24作目のアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』を手掛けたアンドリュー・ワットだが、ここ数年はエルトン・ジョン、レディー・ガガ、エド・シーランらと仕事をしてきた。ザ・ローリング・ストーンズについては数ヶ月前からアンドリュー・ワットと新作に取り組んでいることが報じられてきた。

今回、アンドリュー・ワットは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「以前にも言ったことがあるんだけど、バットマンのために仕事をしている感じなんだ」

アンドリュー・ワットは詳しい話ができないことについて次のように説明している。「ざっくりと言うとすれば、一緒にレコーディングしたとは言えるよ。でも、それだけだね」

今年2月、アンドリュー・ワットは『ハックニー・ダイアモンズ』のセッションで残っている音源があると語っていた。アンドリュー・ワットは楽曲が完成するかどうかはバンド次第だとしながらも「素晴らしい」ものだと述べている。「バンドにとって多作な時期だったね。彼らは18年分の音源を貯めていたんだ。多くのものがあったから、それを調べて選ぶところから始まった。そこから全員が乗っていったことで、曲ができていったんだ」

ザ・ローリング・ストーンズについてはチジックにあるメトロポリス・スタジオで4月からレコーディングを行っており、13曲を完成させたと報じられていた。今月に入ってキース・リチャーズの息子であるマーロンも新作を制作しているとして「完成間際」だと語っている。

「今はロンドンでレコーディングをやっているんだ」とマーロンは語っている。「西ロンドンのチジックかどこかでやっている。完成間際だと思う。相変わらずランチの後から夜中の2時までとか、とんでもない時間までやっているんだ。そんな夜の時間は別の場所にいたほうがいいね。自分が参加していないと退屈だからね」

ザ・ローリング・ストーンズが具体的に何に取り組んでいるのかと問われると、マーロン・リチャーズは次のように答えている。「アルバムだと思うよ。前作から十分残っていたものがあったからね」

「グラミー賞も受賞したから、士気が上がっているんだ。『よし。もう1枚作れるはずだ。望むんなら、まだまだあるぞ』ってね。次回作をやっているんだと思うよ」

ツアーについてマーロン・リチャーズは「ヨーロッパ・ツアーを計画していると思う」と語っている。ただし、今年2月、ザ・ローリング・ストーンズは2025年に予定されていたUK&ヨーロッパ・ツアーの計画がなくなることになったと報じられていた。

2023年の時点でロニー・ウッドは『NME』に次のアルバムが出るまでに18年かかるかと訊かれて「そんなに長くはかからないと思うよ」と語っている。

「ザ・ローリング・ストーンズの曲というのは進化していくんだけど、最初に曲をやった時のエッセンスがあるかどうかが重要なんだ。ちょっと気乗りしない曲というのもあったけど、でも、もう一度見てみる必要があるんだ。それがいい音楽を作る方法なんだ。粘土みたいにこねていくんだよ。ミケランジェロのように大理石から車を作るんだよね」

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