Photo: Ruaridh Connellan for Expectation/BBC

オジー・オズボーンは放送が延期されていたBBCのドキュメンタリー『オジー・オズボーン:カミング・ホーム』が来月放送されることが決定している。

ドキュメンタリーはオジー・オズボーンの「最終章」を「近い距離から見つめた」もので、シャロン・オズボーン、ジャック・オズボーン、ケリー・オズボーンといった家族も協力したものとなっている。

このドキュメンタリーはBBCで現地時間8月18日21時から放送予定だったが、放送は延期されており、当時BBCのスポークスパーソンは放送が延期された理由について明言せず「放送スケジュールが変更された」として「後日」放送予定は発表されると述べていた。

その後、BBCは放送延期になった理由についてオジー・オズボーンの遺族の意向を尊重するためだと述べている。「困難な時期を迎えているオズボーン家の遺族にはお悔やみを申し上げます」とBBCニュースのブロードキャスターは述べている。「この特別な番組の放送をもう少し待ってほしいという遺族の意向を私たちは尊重します。新たな放送日についてはまもなく発表される予定です」

今回、ドキュメンタリー『オジー・オズボーン:カミング・ホーム』は10月2日に放送されることが発表されている。

ドキュメンタリーは最後の3年間に撮影された映像が使われており、アメリカでの数十年での生活を経て、UKに戻ってきたオジー・オズボーンとシャロン・オズボーンが最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」に取り組んでいく様子を追っている。

最後のライヴは7月5日にブラック・サバスの故郷であるバーミンガムのヴィラ・パークで開催され、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、コーン、トゥール、スレイヤー、パンテラ、アリス・イン・チェインズ、ゴジラ、アンスラックス、エアロスミスのスティーヴン・タイラーらが出演している。

バーミンガムでは葬列が市街を巡り、数千人の人たちが参列することとなっている。その後、プライベートの葬儀はバーミンガムシャーにある自宅敷地内で行われ、エルトン・ジョンやメタリカのメンバーが参列する中で埋葬されている。

また、オジー・オズボーンは『オジー・オズボーン:ノー・エスケープ・フロム・ナウ』が10月7日よりアメリカのパラマウント+で配信されることも決定している。

2時間の長編ドキュメンタリーである『オジー・オズボーン:ノー・エスケープ・フロム・ナウ』はタニア・アレクサンダーが監督を務めており、「最後のステージに戻るために闘う6年間の闘病生活」を追ったものとなっている。

オジー・オズボーンの家族がプロデューサーを務めている本作は2019年にオジー・オズボーンが節目となった転倒事故に遭い、2年半に及ぶフェアウェル・ツアーを中止せざるを得なくなったところから始まるという。この転倒事故はオジー・オズボーンがその後対処しなければならなくなった一連の健康問題を引き起こすこととなっている。

「数週間入院していました」とエイミー・オズボーンは本作で語っている。「あのように転倒し、過去のように立ち直ることができず、ツアーをキャンセルせざるを得なくなったことが彼にとって最も胸を痛めたことでした」

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