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カルヴィン・ハリスはかつてのファイナンシャル・アドバイザーに2250万ドル(約33億円)を横領されたと申し立てを行っている。

『ピープル』誌の報道によれば、カルヴィン・ハリスは現地時間9月12日にカリフォルニア州ロサンゼルス郡高等裁判所に仲裁を申し立てている。

『ピープル』誌が入手した申し立てによると、2012年から2025年まで依頼していたファイナンシャル・アドバイザー、トーマス・セント・ジョンが共謀者と共に組織的に搾取を行ったとカルヴィン・ハリスは主張している。

申し立てによれば、2020年代初頭にトーマス・セント・ジョンと共謀者は「CMNTYカルチャー・キャンパス」と呼ばれる不動産開発の構想を提案してきたという。これは「カリフォルニア州ハリウッドの中心部にミュージシャン、レコーディング・エンジニア、エンタテイナー、クリエイターのための」施設を建設するもので、約42000平方メートルの敷地に「レコーディング・スタジオやアーティスト・ラウンジ、オフィス・スペース」が建設する予定となっていた。

2021年前半にトーマス・セント・ジョンはエンタテイナーからの出資を募り始め、資金難に陥った2023年にカルヴィン・ハリスに連絡してきたという。

カルヴィン・ハリスはトーマス・セント・ジョンが「真意を明らかにせず」投資に必要な情報も提供しなかったと主張している。トーマス・セント・ジョンはカルヴィン・ハリスにプロジェクトに2250万ドルを出資させるためにルイスLLCという法人も設立している。

投資はルイスLLCからハリウッドLLCへの1000万ドルの出資と1250万に及ぶドルハリウッドLLCへの株式投資という2つの形に分けて行われている。申し立てではトーマス・セント・ジョンが「一切の文脈や情報」を提供せず、「著しく誤解を招く」ドキュサインのフォームを送付してきたとされている。

『ピープル』誌によれば、トーマス・セント・ジョンはハリウッドLLCに対して自身が支配するハリウッドLLCの管理会社であるダン・アンド・ダンLLCに1170万ドルを分配させたという。

カルヴィン・ハリスの弁護士は「今日に至るまで、原告は原告の投資がどこに行き、何に使用されたのかを把握していません」として、このプロジェクトは「良く言っても完全な無駄遣い、最悪の場合、完全な詐欺」と評している。

「カルヴィン・ハリスはこの投資に対して1ペニーも受け取っておらず、実際、被申立人はプロジェクトの開発や建設に着手すらしていません」

申し立てにはプロジェクトの目的が「市場動向の変化」により2024年に変更され、「住宅」が中心になったと記載されているが、カルヴィン・ハリスと協議されることはなかったと記されている。

トーマス・セント・ジョンの弁護士であるサシャ・フリッドは申し立てを受けてカルヴィン・ハリスが「この開発に積極的に興味を持っていた」として、「複数の投資家の一人」だと述べている。

「プロジェクトの進捗に不満を抱き、彼は不満を表明するために私的仲裁を申し立てることになりました」とサシャ・フリッドは続けている。「金利やその他の市場要因により、不動産プロジェクトの建設期間が長引いていることは周知の事実です。しかし、この開発は十分に実行可能であり、完成時には9億ドル以上の評価額になると予想されています。トーマス・セント・ジョンは不正行為を否定しています」

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