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ドラマーのマット・キャメロンはパール・ジャムからの脱退、亡くなったクリス・コーネルのヴォーカルが使われたサウンドガーデンのアルバムについて語っている。

マット・キャメロンは27年間にわたって在籍してきたパール・ジャムを脱退することを発表して、「友情、アーティスト性、挑戦、そして笑いに溢れる人生に一度の機会」を与えてくれたバンドに感謝している。

マット・キャメロンは「世界各地のクルー、スタッフ、ファンに感謝しています」とも述べており、次のように続けている。「驚くような歩みでした。続報は後日。心の底から感謝しています」

その後、音楽自体から引退するのではないかと見られていたが、マット・キャメロンは自身のキャリアについて「応援のやさしい言葉に感謝するよ。言っておくと、私はまだも現役のミュージシャンだよ」と述べていた。

今回、マット・キャメロンは米『ビルボード』誌のインタヴューでパール・ジャムを脱退した理由について語っている。「3時間のライヴや絶え間ないツアーなどに問題を抱えていたんだ」

「ああいうタイプのライヴをできること自体が一つのアート・フォームだよね……今は熱狂的な70分のライヴをやりたい状況にあるんだ。それが今、注目していることなんだよ」

マット・キャメロンは脱退が友好的なものだったと続けている。「メンバーには気づいてもらえるようにした。ジェフ・アメンやストーン・ゴッサードとは少し話もしたよ。だから、問題なかった。いつかまた一緒に集まって、ビールでも飲んだりできたらいいね」

マット・キャメロンはサウンドガーデンのベーシストであるベン・シェパードが話していた最後のアルバムについても語っている。「今のところリリース日などは決まっていないね」

「『シングルを出そう』という意見もいくつかあった。最終的には、シングルをリリースする前に、プロジェクト全体が完成していることを確認しようということになったと思う。みんなに聴いてもらえるのが楽しみだよ」

マット・キャメロンは次のように続けている。「もう半分くらいは終わっているよ。キム・セイルがギターのパートを仕上げている段階で、彼は自分の思い通りに仕上げたいと考えているんだ」

2012年発表の『キング・アニマル』以来となるアルバムについてマット・キャメロンは次のように語っている。「感情的にはものすごく高揚したり、ものすごく落ち込むこともあった」

「パワフルなハード・ロックの曲でクリス・コーネルの声を聴くのが、自分にとっては世界で最も力を与えてくれるものなんだ。自分が何かに取り組んでいる時、あるいはキム・セイルやベン・シェパードが何かに取り組んでいる時に、彼のソロのヴォーカルを聴くと、彼がもう私たちと一緒にいないという事実、そして多くの疑問を抱えたまま去ってしまったという事実に帰ってくるんだ」

「胸が張り裂ける思いだったけど、同時にとても力を与えてくれんだ」

2023年、サウンドガーデンの残りのメンバーとクリス・コーネルの妻であるヴィッキー・コーネルは長年の法廷闘争に決着をつけて、バンドとして最後のレコーディング音源をリリースする予定であることを明かしている。

マット・キャメロンはディス・リアル?というバンドでフロントマンを務めているほか、キム・セイルやニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリックと共にサード・シークレットというプロジェクトも行っている。マット・キャメロンは米『ビルボード』誌のインタヴューでサード・シークレットでライヴを行いたいとも語っている。

パール・ジャムは記事執筆時点でライヴの予定はなく、新しいドラマーも発表されていない。

マット・キャメロンは今年11月にサウンドガーデンのメンバーとして2度目のロックの殿堂入りを果たすことも決定している。パール・ジャムは2017年にロックの殿堂入りを果たしている。

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