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ザ・ナショナルのフロントマンであるマット・バーニンガーはニュー・オーダーの“Blue Monday”をカヴァーしている。

マット・バーニンガーはソロ・アルバム『ゲット・サンク』を引っさげたツアーでも“Blue Monday”をカヴァーしている。

今回、マット・バーニンガーは公式スタジオ・ヴァージョンをリリースしている。“Blue Monday”のトレードマークであるシンセサイザーとエレクトロニック・ドラムのビートをアコースティックに置き換えたもので、ショーン・オブライエンをプロデューサーに迎えてロサンゼルスのノブワールドでレコーディングされている。

マット・バーニンガーがニュー・オーダーに敬意を表するのは今回が初めてではなく、ザ・ナショナルでは“New Order T-Shirt”という曲もあり、2023年発表のアルバム『ファースト・トゥー・ページ・オブ・フランケンシュタイン』に収録されている。

ソロ・アルバム『ゲット・サンク』の『NME』によるインタヴューでマット・バーニンガーは次のように語っている。「カート・コバーンの日記を読んだんだけど、彼はジェット機や悪魔、吐いている人、タバコの箱などを描いていた。そして、彼の魂の奥底に響くような素晴らしい歌詞をジョークだったり、猥画の横に書いていたんだ」

「自分にもノートが入った箱があるんだけど、ページを開くと、野球のような感じなんだよ。落書きだったり、いろんな色だったり、歌詞が至る所に描かれた小さな惑星のような感じなんだ」

ソロ・アルバム『ゲット・サンク』に込めたメッセージについてマット・バーニンガーは次のように続けている。「言っているのは『全部大丈夫だ。どうでもいい。生きられる時間はほんのわずかで、この空虚の中にあるちっぽけな塵の粒の上でしか生きられない。残るのは君のアイディアだけだ。君の顔は消え、君の骨は消え、君のジープは消え、グラミー賞も消え、すべてが消え去る』ということだね」

「残るのは君が残したアイディアだけだ。それは君が子供を育てた優しさかもしれないし、見ず知らずの人にかけた優しい言葉かもしれないし、誰かに中指を立てないと決めた瞬間かもしれないし、君が戦わないと決めたあの喧嘩かもしれない。君は優しかった? 勇敢だった? 僕は多くの人にとって悪い記憶だろう。もちろん、今後もそうだろうね。いい記憶で覚えてもらえたらと思うけどね」

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