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スティングの弁護士はポリスのメンバーから支払われていない印税を巡って訴訟を起こされたことについて反論している。

ギタリストのアンディ・サマーズとドラマーのスチュワート・コープランドは「多額の」損害賠償を求めてスティングに訴訟を起こしている。これは“Roxanne”、“Message In A Bottle”、“Every Breath You Take”といったヒット曲を巡って長年にわたって行われてきた話し合いを受けてのものとなっている。

“Every Breath You Take”は通算5作目となる最後のアルバム『シンクロニシティ』に収録されており、1983年に最も売れた楽曲となり、80年代全体でも5番目に売れた楽曲となっている。

スティングは“Every Breath You Take”の唯一のソングライターとしてクレジットされていて、この曲だけで年間55万ポンド(約1億1000万円)の収入があるという。

この訴訟はロンドン高等裁判所に「一般的な商業契約および取り決め」として提起されており、スティングは彼の音楽出版社であるマグネティック・パブリッシング・リミテッドと共に被告として法廷に立つことになる。

スティング本人はこの訴訟について言及していないものの、スティングの弁護士は「大幅に過払い」されていると主張している。

『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によれば、スティングは1977年のポリス結成時に二人のメンバーと合意に達しており、それによると、スティングが一人で書いた曲からも15%の印税がアンディ・サマーズとスチュワート・コープランドに支払われる形になっていて、それはバンド内の「円満な関係の維持」を目的としていたという。

スティングはバンドのヒット曲のほとんどにおいて唯一の作曲者としてクレジットされているが、アンディ・サマーズとスチュワート・コープランドは「デジタル利用」による「編曲料」をスティングが支払うべきであると主張している。

しかし、スティングの弁護士は映画やテレビ番組での楽曲使用について意見がまとまらなかった2016年に編曲料を巡る合意に二人が署名していると主張している。スティングの弁護士は今回の訴訟が合意を覆そうとする「不当な試み」であり、2016年の合意によってアンディ・サマーズとスチュワート・コープランドには「大幅に過払い」されてきたと述べている。

ポリスは1977年に結成され、80年代中盤に解散している。ポリスは何度か再結成を果たしており、最後に行われたライヴは2008年となっている。

スティングはトリオ編成の「STING 3.0」ツアーで9月に来日公演を行うことが決定している。

2023年、ポリスは『シンクロニシティ』の発売40周年を記念して、TikTokに公式アカウントを開設しており、『シンクロニシティー』の40周年記念盤もリリースされている。

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