
Photo: Big Brother Recordings
オアシスは1995年発表の“Talk Tonight”を書くきっかけになった女性であるメリッサ・リムがロサンゼルス公演を訪れたことが明らかになっている。
オアシスは北米ツアーの一環で現地時間9月6日にローズ・ボウル・スタジアムでソールド・アウトとなった初日の公演を行っている。公演にはポール・マッカートニーとビリー・アイリッシュのほか、ヴィンス・ヴォーン、レオナルド・ディカプリオ、サルマ・ハエック、クリステン・スチュワート、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、フィニアスらが訪れている。
そうした面々に加えてメリッサ・リムもロサンゼルス公演を訪れていたことが明らかになっている。彼女はインスタグラムで次のように述べている。「30年間、待った甲斐があったわ。ありがとう、オアシス」
ドキュメンタリー『スーパーソニック』でも描かれていた通り、ノエル・ギャラガーは1994年にウィスキー・ア・ゴー・ゴーで行ったライヴの後、バンドを一時的に脱退しており、メリッサ・リムのところに身を寄せることとなっていた。
「サンフランシスコに行ったんだ。あの時点ではバンドを脱退していたからね。自分でも何をしていたか分からなかった」とノエル・ギャラガーは1998年に“Talk Tonight”ができた失踪事件について語っている。
「正気を失っていたんだ。そこで女性と出会って、彼女が俺の気持ちを整理してくれた。彼女がレコード会社に密告してくれたんだよ。俺のことを探していたからね。彼女がどこにいるかを伝えて、捕まえられることになったんだ」
ノエル・ギャラガーは『スーパーソニック』でこの女性について名前も顔も覚えてないと語っていたが、メリッサ・リムは2016年に『サンフランシスコ・クロニクル』に対してノエル・ギャラガーが「当時は怒っていた」と振り返っている。
「彼を連れてきて、食事を用意して、落ち着かせようとした。彼はバンドを解散させようとしていた。だから、言ったの。『バンドを離れることはできないわ。ビッグになろうとしているんだから』ってね」
一方、オアシスはニュージャージー州で行われた公演でミネアポリスのキリスト教カトリック教会で起きた銃撃事件の被害者に“Live Forever”を捧げている。
現地時間8月27日、ミネアポリスの学校内にあるカトリック教会で外から銃撃があり、2人の子どもが亡くなり、18人が負傷している。犯人はその後自殺している。
オアシスの再結成公演はパサデナ、メキシコ・シティと続き、9月後半には再びロンドンのウェンブリー・スタジアムで2公演を行う予定となっている。その後、オアシスの再結成公演は南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.




