Photo: Zachary Gray

パラモアのヘイリー・ウィリアムスはパラモアは解散していないと語っている。

パラモアは長きにわたって幾度ものメンバーチェンジを繰り返しながら、波乱万丈のキャリアを歩んできており、2023年2月にリリースされた『ディス・イズ・ホワイ』は前作と同じメンバーで制作された初のアルバムとなっていた。

しかし、ヘイリー・ウィリアムスがソロ・アルバム『エゴ・デス・アット・バチェロレッテ・パーティー』をリリースしたことで、ファンからはパラモアが解散してしまったのではないかという懸念が寄せられる事となっている。アルバムではパラモアのギタリストのテイラー・ヨークとの破局を示唆する謎めいた歌詞が随所に散りばめられており、それも懸念の原因となっている。

『エゴ・デス・アット・バチェロレッテ・パーティー』のリリース後、ヘイリー・ウィリアムスとテイラー・ヨークは交際の現状について言及していないが、今回、ヘイリー・ウィリアムスは『ザ・フェイス』のインタヴューでバンドは解散していないと語っている。

バンドの現状について聞かれると、ヘイリー・ウィリアムスは次のように答えている。「自分たちの現状を知らないとでも? 私たちは常に長期間の休止期間を取ってきた。人間として経験したことを消化するためには、かなりの時間が必要で、だから、アルバムの間も空くことになる」

ヘイリー・ウィリアムスは次のように続けている。「世界にザック・ファロとテイラー・ヨーク以上のミュージシャンはいない。いわゆるパラフォー(※ツアー・メンバーを含むバンドの愛称)以上のパフォーマーなんていない。あれは魔法なのよ。パラモアを軽く考えている人がいないことを知って安心している」

インタヴューでヘイリー・ウィリアムスはテイラー・スウィフトの『エラズ』ツアー中にバンドとしてニュー・アルバムの曲作りを行い、デモをレコーディングするところまでいったものの、自身の感情を整理するのに時間が必要だったとして、『エゴ・デス・アット・バチェロレッテ・パーティー』が生まれることになったと語っている。

『エゴ・デス・アット・バチェロレッテ・パーティー』はユニークな形でリリースされており、ヘイリー・ウィリアムスは先月『エゴ』というプロジェクト名と共に17曲を自身のサイトで公開していた。最初にオンラインで音源を公開して以来、ファンは自分好みのトラックリストの順番を作り、共有し始めたとのことで、プレスリリースによると、ヘイリー・ウィリアムスはアルバムのトラックリストを最終決定する際にそれに「影響を受けた」という。

その後、新曲“Parachute”と共にアルバム『エゴ・デス・アット・バチェロレッテ・パーティー』は正式リリースされている。アルバムのフィジカル盤は11月7日にリリースされる。

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