Photo: Michael Negrin / Yoko Ono Lennon

ジョン・レノンとオノ・ヨーコは未発表の新たに修復された“Instant Karma! (We All Shine On)”の映像が公開されている。

この映像は10月10日にリリースされるボックスセット『パワー・トゥ・ザ・ピープル』に収録される。本作にはザ・ビートルズ解散後にジョン・レノンがフルで行った唯一のライヴである「ワン・トゥ・ワン・コンサート」が収録され、政治色が前面に出た彼らの1972年発表『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』を再構築・リミックスした『ニューヨーク・シティ』も収録される。

“Instant Karma! (We All Shine On)”の映像はニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで行われた「ワン・トゥ・ワン・コンサート」のアフタヌーン・ショーで収録されたものとなっている。

「ワン・トゥ・ワン・コンサート」は53年前の8月30日に開催されており、それを記念して“Instant Karma! (We All Shine On)”の映像は8月30日に公開されている。

公開された映像はこちらから。

「マディソン・スクウェア・ガーデンでの演奏はキャヴァーンやハンブルク以来、一番楽しめた」とジョン・レノンは1972年に『NME』に語っている。「ザ・ビートルズとして音楽にのめり込んでいたころと同じような感覚になれたんだ」

「『ワン・トゥ・ワン・コンサート』は、私たちの”草の根政治”の取り組みの一環だった」とヨーコ・オノ・レノンは本作『パワー・トゥ・ザ・ピープル』の序文で述べている。「あれは、ジョンと私が強く信じていた”平和と啓蒙のためのロック”を体現したものだった。そしてあのマディソン・スクウェア・ガーデン公演は、ジョンと私が一緒に演奏した最後のコンサートになった。”Imagine Peace(平和な世界を想像しよう)”、”Peace is Power(平和は力だ)”、”Power To The People(民衆に力を)!”」

ボックスセット『パワー・トゥ・ザ・ピープル』はショーン・オノ・レノンと5度のグラミー賞受賞歴を誇る彼のチームがプロデュースを手掛けている。ボックスセットにはデモ音源、アウトテイク、宅録音源、スタジオでのジャム・セッション、各曲のエヴォリューション・ドキュメンタリー、追加のライヴ・パフォーマンスなど、90トラックの未発表音源を含む123トラックが収録される。

ボックスセットは9枚のCDと3枚のブルーレイで構成され、204ページのブックレット、新聞印刷風のポスター、ステッカー・シート、VIP用封筒が同梱される。封筒の中には再現したコンサートのチケット、バックステージ・パス、アフターショー・パスのレプリカが収められる。

ザ・ビートルズについては新たにキュレーションされた『アンソロジー4』を含む12LPないしは8CDで構成されるボックスセット『アンソロジー・コレクション』が11月21日にリリースされることが決定している。また、映像作品となるドキュメンタリー『ザ・ビートルズ・アンソロジー』も11月26日よりディズニープラスで配信されることも決定している。

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