Photo: Eric Meola
ブルース・スプリングスティーンは1975年発表の『明日なき暴走』がリリースから50周年を迎えることを記念して、当時のスタジオ・アウトテイク“Lonely Night in the Park”が初めて公式にリリースされている。
“Lonely Night in the Park”はニューヨークのレコード・プラント・スタジオで行われた『明日なき暴走』のレコーディング・セッションで録音され、当時はアルバム収録が大いに検討されたが、未発表曲集ボックス『TRACKS』や『明日なき暴走（30周年記念盤）』など多くのアウトテイクが収録されていた作品も含めて、これまで一度も世に出ることはなかったという。
アートワークには、エリック・メオラが撮影した『明日なき暴走』のアルバム・ジャケット撮影時の貴重なアウトテイク写真が使用されている。
1975年8月25日全米発売となった『明日なき暴走』はブルース・スプリングスティーンのサード・アルバムにして大出世作で、ジャーナリストだったジョン・ランダウは「私はロックン・ロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーン」と評したことで知られている。ブルース自身このアルバムについて「ボブ・ディランのような詩をフィル・スペクターのようなサウンドとデュアン・エディのようなギターでロイ・オービソンのように歌う」ことを目指したと語っている。これまでに全世界トータルアルバムセールスは900万枚を超えている。
ブルース・スプリングスティーンについては伝記映画『デリヴァー・ミー・フロム・ノーウェア（原題）』が『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の邦題で、ウォルト・ディズニー・ジャパン配給により11月14日に日本公開されることが決定している。
本作は『一流シェフのファミリーレストラン』への出演で知られるジェレミー・アレン・ホワイトがブルース・スプリングスティーンを演じるもので、アメリカで10月24日に劇場公開される予定となっている。
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