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オアシスは1994年発表のデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』のレコーディングが行われたコーンウォールの邸宅が売りに出されている。

ソーミルズ・スタジオが入っていたこの邸宅は不動産業者の情報によれば、195万ポンド(約3億9000万円)で売りに出されている。

ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーは31年前に名作の大半をこの場所でレコーディングしており、ザ・ストーン・ローゼズやミューズ、ロバート・プラントもこのスタジオを使用している。

リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、ギタリストのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ、ベーシストのポール・“ギグジー”・マッギーガン、ドラマーのトニー・マッキャロルというメンバーだったオアシスは、徒歩でトレッキングするか、潮の満ち引きに合わせて1日2往復するボートでしかアクセスできないスタジオに宿泊することともなっている。

ソーミルズ・スタジオの共同オーナーであるデニス・スミスは、モノウ・ヴァレー・スタジオでレコーディングを行った後、バンドは「もう一度レコーディングすることを切望していました。それに10日間が取られたんですが、今度こそ見事にやってのけたのです」と語っている。

アルバムはレコーディングされたものの、結果は依然として満足のいくものではなかったため、クリエイションのマーカス・ラッセルはエンジニア兼プロデューサーのオーウェン・モリスに連絡を取り、マンチェスターにあるジョニー・マーのスタジオでミックスを行っている。

物件の説明文には次のように記されている。「オールド・ソーミルズはフォーウィ川の西岸、潮汐の影響を受ける小川を見下ろす静かな場所に位置し、非常に美しい景観を誇ります」

「ボートか徒歩でしかアクセスできないこの物件は、コーンウォールで最も美しいウォーターフロントの一つに位置し、素晴らしい個性と可能性を持っています」

レコーディング・スタジオに加え、7つのベッドルーム、2つの応接室、そして独立した2つのベッドルームがあるロッジが付属している。

スタジオはコントロール・ルーム、ヴォーカル・ブース、小川を見渡せるジュリエット・バルコニーを備えたメインのライヴ・ルームで構成されている。

説明文は次のように続けられている。「『ディフィニトリー・メイビー』、スーパーグラスの『イン・イット・フォー・ザ・マネー』、ミューズの『オリジン・オブ・シンメトリー』といった名盤がここでレコーディングされ、音楽史において確固たる地位を築いています」

オアシスは現地時間8月16日にダブリンのクローク・パークで公演を行っており、“Stand By Me”が会場を訪れていたギャラガー兄弟の母親であるペギーに捧げられている。

オアシスの再結成公演はUK&アイルランド公演のほか、北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。

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