Photo: GETTY

レディオヘッドはアシュモレアン博物館で開催される展覧会「ディス・イズ・ホワット・ユー・ゲット」の展示が一部ソーシャル・メディアで公開されている。

オックスフォードにあるアシュモレアン博物館で開催されるこの展覧会はトム・ヨークと長年のコラボレーターであるスタンリー・ドンウッドが手掛けたアートワークを展示するものとなっている。展覧会は現地時間8月6日から2026年1月11日まで開催される。

コレクションではレディオヘッドとスタンリー・ドンウッドの30年に及ぶコラボレーションが私的なアーカイヴを通して慎重に展示され、双方のクリエイティヴ・プロセスを垣間見ることができる。

展覧会ではアルバム・ジャケットになるオリジナルの絵画、未発表のドローイング、スケッチブックに書かれた歌詞、デジタルの創作物、エッチングなど、180点以上の作品が展示される。

今回、展覧会の開幕を記念してアシュモレアン博物館は展示の一部をソーシャル・メディアで公開しており、展覧会の内容を紹介している。

ソーシャル・メディアの投稿ではトム・ヨークが“Karma Police”の歌詞を書き直している1995年のノートブック、彼がノートブックに描いた様々なスケッチ、レディオヘッドやザ・スマイルの作品で使われることになるアートワークなどが紹介されている。

「『ディス・イズ・ホワット・ユー・ゲット』はアーティストたちが初期にテクノロジーでどのような実験を手にしたかを明かし、レディオヘッドの伝説的なアルバムやトム・ヨークの後期のプロジェクトで使われることになるイメージの進化を追ったものです」と博物館のウェブサイトには記載されている。「1980年代半ばにオックスフォードシャーで結成されたこのバンドは、現在までに世界で3000万枚のレコードを売り上げています」

「スタンリー・ドンウッドとトム・ヨークが企画・キュレーションしたこの展覧会は、過去数十年間で最も重要で影響力のある音楽の背後にある創造力に触れる、またとない機会を提供します」

2022年、トム・ヨークやレディオヘッドの音楽と精神的に結びついている自身の作品について尋ねられると、スタンリー・ドンウッドは次のように答えている。「分からないよ。音楽についてはまったく知らないしね。手助けにはなってくれているのかもしれないけどさ。このサウンドは好き、とか、このサウンドは好きじゃない、とか、それが僕の音楽的素養の限界なんだ」

「長い間、トムと僕は共に歩むこともあれば、離れることもあった。しばらく同じものに取り組んだ後に交代で作品に取り組むんだ。大抵は僕が優勢になって、それを引き継いで、僕の作品にすることになった。というのも、彼はミュージシャンとしての能力ほど、アーティストとしての能力を信じていなかったからね。それは事実だった。彼は古い音楽に造詣が深いんだ」

今年3月、レディオヘッドは今年の秋にツアーをするのではないかという噂が浮上していた。

『レジデント・アドバイザー』によれば、「お好みのレディオヘッドの公演」4枚のチケットがパリセーズ高校によって行われたロサンゼルスの山火事の支援オークションにマネージメントによって出品されたという。

『レジデント・アドバイザー』はそれに加えて「今年の秋に連続公演を行うためにヨーロッパの選ばれた都市の会場を押さえている」とバンドに近い情報筋が語っていると報じている。

昨年、トム・ヨークはファンがレディオヘッドの復帰を望もうが気にしないと語っている。オーストラリアの媒体『ダブルJ』でレディオヘッドの今後に対してファンから期待が寄せられていることについて訊かれたトム・ヨークは次のように答えている。「それは知らないし、まったく気にもかけていないんだよね」

「誰も傷つけるつもりはないし、気にかけてくれていることには感謝しているよ。でも、僕たちは、自分たちを説明したり、何をすべきかという誰かのこれまでの考えに答えたりすることなく、自分たちにとって意味のあることをする権利を得たと思うんだ」

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