
Photo: Big Brother Recordings
オアシスはウェンブリー・スタジアム公演にて転落死で亡くなった人物の父親が取材に応じている。
オアシスは8月2日に再結成公演の一環でウェンブリー・スタジアムでの4公演目を行ったが、終演間際に40代の男性が転落と見られる負傷で亡くなっている。
亡くなったのはボーンマス出身の45歳の造園師、リー・クレイドンであることが明らかになっている。
リー・クレイドンの父親であるクライヴ・クレイドンは『ガーディアン』紙に対して30歳下の息子への思いを語っている。クライヴ・クレイドンは息子について「勤勉な家族思いの人間」だったとして、「子どもたちを愛していた」と述べている。「息子は素敵な男で、家族といることが大好きでした。すべてがうまくいっていた。本当に打ちひしがれています」
事件を受けてソーシャル・メディアでは転落事故の原因について過度の飲酒や薬物使用などの憶測を呼ぶことになったが、クライヴ・クレイドンは『ガーディアン』紙に次のように語っている。「ドラッグはやっていませんでした。何杯かビールを飲んでいたかもしれませんが、飲んでなかった人がいたでしょうか? ひどいことを言う人もいますが、これはただの事故です」
リー・クレイドンの遺族は家族のために資金を募るゴーファンドミーを立ち上げている。目標額は20000ポンドだが、記事執筆時点で15000ポンドを超える金額が集まっている。
オアシスは声明で、事件について耳にして「ショックを受けて悲しんでいます」と述べている。「オアシスは犠牲者の御家族と友人に心からのお悔やみを申し上げます」
ウェンブリー・スタジアムのスポークスパーソンは『NME』に次のように語っている。「ウェンブリー・スタジアムは非常に高い安全と健康の基準で運営されており、観客とスタッフの安全に関する法的要件を完全に満たしています。また、ISO 45001規格の認証を取得して、準拠しています。イベント主催者、地方自治体、運動場安全当局、警察を含むイベント開催に関わるすべての関係者と緊密に連携し、会場に来場する人や会場で働く人全員のために、高い安全基準、セキュリティ、サービスを備えたイベントを開催しています」
「40代の男性が転落と見られる負傷で発見されました」と警察は声明で述べている。「残念なことに現場で亡くなったことが宣告されました。スタジアムは混雑しており、多くの人が事件を目撃しているのではないか、もしく故意にせよ無作為にかかわらず、携帯電話の動画で撮影されているのではないか、と考えています。何が起こったかの手がかりをお持ちの方は101番まで御連絡ください」
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