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フー・ファイターズは脱退したジョシュ・フリーズに代わる新たなドラマーが決定したと報じられている。

今年5月、フー・ファイターズはジョシュ・フリーズと袂を分かつことになったとして、ジョシュ・フリーズは「ショックだったし、落胆した」と述べている。ジョシュ・フリーズはテイラー・ホーキンスが2022年3月に亡くなったことを受けて、2023年からツアー・ドラマーを務めていた。

それ以降、誰がフー・ファイターズに参加するのか、憶測を呼ぶこととなっており、テイラー・ホーキンスの息子のシェーンや、サウンドガーデン/元パール・ジャムのマット・キャメロンといった名前が挙がっていた。

今回、『ハリウッド・レポーター』はフー・ファイターズが新ドラマーとしてナイン・インチ・ネイルズのアイラン・ルービンを起用することを決定したと報じている。これは匿名の情報筋によるもので、フー・ファイターズも、アイラン・ルービンも正式な発表は行っていない。

ナイン・インチ・ネイルズの活動のほか、アイラン・ルービンはパラモアによる2013年発表のアルバム『パラモア』に参加しているほか、ダニー・エルフマンのドラムも担当している。

一方、ナイン・インチ・ネイルズはアイラン・ルービンが離脱することを半ば認めており、ジョシュ・フリーズの写真を投稿して、キャプションには「さあ行こう!」と添えている。これはジョシュ・フリーズがナイン・インチ・ネイルズの新ドラマーになることを認めていると見られる。

ジョシュ・フリーズはナイン・インチ・ネイルズへの加入についてまだコメントしていない。ジョシュ・フリーズがナイン・インチ・ネイルズに参加するのは二度目となっており、2005年から2008年まで参加していた。その後はアイラン・ルービンがドラマーを務めていた。

フー・ファイターズからの離脱についてジョシュ・フリーズは次のように述べている。「フー・ファイターズが月曜日に電話をくれて、ドラマーと違う方向に進むことを教えてくれた。理由は教えてもらえなかった。とはいえ、この2年間はステージでもそれ以外でも楽しかったし、彼らがバンドにとってベストだと思うことなら何でも支持するよ」

その後、ジョシュ・フリーズはバンドと袂を分かつことになった10の理由について冗談めかして列挙しており、「ツアーで1週間ずっと“My Hero”を口笛で吹いていたことがあった」、「リハーサルの度に20分間カウベルによる音の洪水を要求した」といった項目を挙げている。

フー・ファイターズは10月にシンガポールで開催されるF1グランプリでヘッドライナーとしてライヴ復帰を果たすことが決定している。デイヴ・グロールはエド・シーランが映画『F1/エフワン』のサウンドトラックに提供した“Drive”にも参加している。フー・ファイターズは10月に単独公演としては17年ぶりとなる来日公演を行うことも決定している。

フー・ファイターズはマイナー・スレットの“I Don’t Wanna Hear It”のカヴァー音源を公開しているほか、デビュー・アルバムの30周年を記念して、ニュー・シングル“Today’s Song”も公開されている。デイヴ・グロールはメッセージも公開しており、かつてのメンバーであったウィリアム・ゴールドスミスや先日バンドを離れたジョシュ・フリーズに感謝の思いを伝えている。

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