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オアシスの元ドラマーであるトニー・マッキャロルはバンドを解雇されることになった理由について言及している。

トニー・マッキャロルは1991年にオアシスが結成された時の結成メンバーの一人で、デビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』、“Whatever”や“Some Might Say”といったシングルに参加しているが、1995年にバンドを脱退することとなっている。トニー・マッキャロルはバンドを解雇されており、後にロイヤリティを求めて訴訟を起こしている。

トニー・マッキャロルはノエル・ギャラガーと衝突したことで知られ、二人は度々口論になっていたことが著書『オアシス・ザ・トゥルース:マイ・ライフ・アズ・オアシスズ・ドラマー・トニー・マッキャロル』でも描かれている。訴訟でトニー・マッキャロルは法廷外で和解に達して、55万ポンドの示談金を受け入れ、将来のロイヤリティ請求権を放棄している。

今回、ノース・シールズにあるレッド・スタジオで行われたファン・イベントでトニー・マッキャロルは『ザ・サン』紙のインタヴューに応じており、解雇に繋がったと考えられる出来事について語っている。

「パリである出来事があったんだ。ホテルの部屋でノエル・ギャラガーの隣だったんだけど、自分はそれを知らなかったんだ。一緒にいた女性と口論になって、次の日にサウンドチェックに行ったんだ」

「自分のパートが終わった時にノエル・ギャラガーが振り返って、みんなの前で『また俺を眠らせてくれないようであれば、クビにするぞ』って言ったんだ」

トニー・マッキャロルは次のように続けている。「おそらく人生でしてしまった最も愚かなことだった。でも、彼に面と向かって『二度と僕にそんな口のきき方をしないでくれ。許さない』と言ったんだ。そこから数週間後には退職証明書を手にしていたよ」

しかし、トニー・マッキャロルはノエル・ギャラガーに立ち向かったことを後悔していないとも述べている。「そうしていなかったら、どんな男になっていたと思う? みんな、毎日脅されたりしていたけど、あれは強がりだと思っていた。このバンドでのポジションを失うことになるほど深刻なことになるとは思っていなかったんだ」

解雇された後、ノエル・ギャラガーとは話していないが、今なら喜んで仲直りするだろうとトニー・マッキャロルは認めている。「腰を落ち着けて、お茶でも飲んで、ビスケットをつまみながら、『あれは一体何だったんだ?』って話をするかって? もちろん、そうするよ」

トニー・マッキャロルはすでにオアシスの再結成公演を観たとのことで、ライヴについては「素晴らしかった」とも語っている。

オアシスはカーディフでの2公演、故郷マンチェスターでの5公演を行っており、週末にはロンドンのウェンブリー・スタジアムでの2公演を行っている。

ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの公演はこの後、7月30日、8月2日、8月3日に行われ、9月に追加の2公演が行われる予定となっている。

オアシスの再結成公演はUK&アイルランド公演のほか、北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。

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