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クイーンのベーシストであるジョン・ディーコンはブライアン・メイ、ロジャー・テイラーと共にアルバムのサインに参加するという形で久しぶりの公の活動に参加している。

今回、ジョン・ディーコン、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーの3人は1975年発表の名作『オペラ座の夜』にサインするという活動を行っている。これはジョン・ディーコンにとって数十年ぶりの公の活動となっている。

ブライアン・メイとロジャー・テイラーは定期的にチャリティに品々を提供しているが、ジョン・ディーコンがサイン入りの一品を提供するのは1997年にバンドを脱退してから初めてとなっている。

マーキュリー・フェニックス・トラストはサインは「100%本物」だと述べており、ジョン・ディーコンはここ数十年にわたって表舞台に登場することはなかったものの、サインは「ここ2週間の間に」書かれたものだという。

アルバムはモントルーで開催されるフレディ・マーキュリーのバースデイ・パーティーに出品される。パーティーはかつてクイーンのマウンテン・スタジオがあったモントルーのカジノ・バリエールで9月6日に開催される。

収益はエイズに伴う合併症で亡くなったフレディ・マーキュリーへの追悼としてHIV/エイズ・アウェアネスに寄付される。

ジョン・ディーコンはバンドとの繋がりは維持しているものの、フロントマンのフレディ・マーキュリーの死後、クイーンの楽曲には一切参加していない。

ブライアン・メイは『モジョ』誌に昨年次のように語っている。「僕らがやっていることに満足しているけど、クリエイティヴなことに関わるストレスは嫌だというメッセージをもらっていて、僕らはそれを尊重しているんだ」

ブライアン・メイは2023年に『ガーディアン』紙に対してジョン・ディーコンがバンドのビジネス面で発言権を持っていると語っている。「ビジネス面で大きな決断をする時は、いつもジョンに話を伝えているんだ。彼が僕らと話をするということではないけれど、何らかの形でコミュニケーションは取っている。彼は今なおクイーンの重要な一員なんだ」

一方、ロジャー・テイラーはフレディ・マーキュリーが生きていたら今もバンドで音楽を作り続けていただろうと語っている。

「僕とフレディについては……彼は親友で、すごくすごく仲が良かったんだ。一緒に世に出てきて、文字通りある時はいつも一緒にいたんだ」

しかし、1997年に音楽業界から引退したジョン・ディーコンはバンドに残っていなかっただろうとも語っている。

「僕らは今も一緒に新曲をやっていたんじゃないかと思う。だって、素晴らしいコラボレーションだったからね。ジョン・ディーコンがやっていたかは分からないね。ジョンは精神的に合わなかったからね。他の3人は合っていたけどさ」

また、ブライアン・メイはクイーンの新曲について完全にドアが閉まったわけではないと語っている。

「ロジャー・テイラーも、私も常に曲を書いていて、アイディアを思いついたら、自分たちのスタジオでやってみたりしているんだ。今、目の前にクイーンの曲の始まりがあるかもしれない。そのアイディアが成熟するかどうかだよね。種が育つかにかかっているんだ」

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