
Photo: Merri Cyr./Magnolia Pictures
ジェフ・バックリィはドキュメンタリー作品『イッツ・ネヴァー・オーヴァー、ジェフ・バックリィ』のトレイラー映像が公開されている。
1997年5月に享年30歳にて溺死で亡くなって以降、ジェフ・バックリィについてはその生涯を映画化する様々な試みが行われてきた。今回のドキュメンタリーではジェフ・バックリィの母親がブラッド・ピット主演での映画に反対していたことも明かされている。
ドキュメンタリーは監督のエイミー・バーグがアーカイヴ映像に加え、彼の家族や同時代の人々との新たなインタビューを交え、彼の生涯に関する初の公式ポートレートを描いたものとなっている。
第1弾トレイラー映像はこちらから。
トレイラー映像はジェフ・バックリィの母親、パートナー、バンドメイト、エイミー・マン、ベン・ハーパーらが登場して、その才能や人柄、成功について語るものとなっている。ジェフ・バックリィ自身の声も過去の映像から使われており、彼は冗談っぽく次のように語っている。「主に影響を受けてきたもの? 愛と怒りと鬱、そしてツェッペリンだね」
映画ではジェフ・バックリィの父親であるティム・バックリィについても触れられている。ティム・バックリィは1975年に28歳で亡くなったので、生前の交流はほとんどなかった。トレイラー映像でも父親から何を受け継いだと思うかと訊かれたジェフ・バックリィは冷たく次のように応じている。「父のことを覚えている人たちだね。次の質問」
ジェフ・バックリィが自身の早く幕を閉じる生涯を示唆していたような発言も取り上げられている。あるインタヴュアーはジェフ・バックリィが「長くはもたない」と語っていた発言を振り返っている。トレイラーを締めくくるのはジェフ・バックリィの以下のような言葉となっている。「自分が間違っていた。完全に醜かった。美しく、愛に包まれたこともあったけど、忌まわしく、なのに僕は死んでいない」
映画『イッツ・ネヴァー・オーヴァー、ジェフ・バックリィ』は8月8日にアメリカで劇場公開され、冬からHBOで配信されることが決定している。今年1月にサンダンス映画祭で初上映されており、絶賛を受け、『ロッテン・トマト』のトマトメーターでは100%の「フレッシュ」評価を獲得している。
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