
Photo: GETTY
映画『スパイナル・タップ』でキーボーディストのヴィヴ・サヴェージを演じたデヴィッド・カフィネッティが亡くなった。享年79歳だった。
デヴィッド・カフィネッティの訃報は彼のバンドであるミューチャル・オブ・アラメダズ・ワイルド・キングダムのフェイスブックで発表されている。死因については明らかにされていないものの、デヴィッド・カフィネッティは「寝ている間に穏やかに亡くなった」という。
デヴィッド・カフィネッティは1984年公開の映画『スパイナル・タップ』でキーボーディストのヴィヴ・サヴェージを演じたことで最もよく知られており、同年の『サタデー・ナイト・ライヴ』でのライヴ・パフォーマンスにも参加していた。
スパイナル・タップの主要メンバーと較べると、その役柄は小さかったが、映画の最後の台詞「Have a good time, all the time – that’s my philosophy(※ずっと最高の時間を過ごすんだ。それが俺の哲学だ)」でヴィヴ・サヴェージはファンに印象を残している。
映画が公開されて、いくつかのプロモーション用のパフォーマンスが終わると、デヴィッド・カフィネッティはスパイナル・タップには参加しておらず、1992年発表のアルバム『ブレイク・ライク・ザ・ウィンド』や2009年発表のアルバム『バック・フロム・ザ・デッド』にも参加していない。
デヴィッド・カフィネッティは今年9月にアメリカで公開予定の続編映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』にも参加していないという。
デヴィッド・カフィネッティはスパイナル・タップに参加する前はレア・バードというバンドの結成メンバーとして活動していた。レア・バードは1969年から1974年の間に5枚のアルバムをリリースしており、1970年発表の『シンパシー』はチャート入りするヒット作となっていた。1972年には『ロンドン・チャック・ベリー・セッションズ』でチャック・ベリーとコラボレーションしており、ヒット・シングル“My Ding-a-Ling”も収録されている。
スパイナル・タップの活動後、デヴィッド・カフィネッティはオークランズ・モデル・シチズンズ、ミューチャル・オブ・アラメダズ・ワイルド・キングダムといったバンドで活動を行っている。
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.



