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ジャック・ホワイトは50歳の誕生日を迎えて初めて携帯電話を手に入れたことが明らかになっている。
ジャック・ホワイトは長年にわたって自身のライヴで携帯電話の使用禁止を掲げており、自身は一度も携帯電話を所有したことがないことを誇らしげに語り、人々の「依存症」は「競争心、のぞき見、嫉妬」によって駆り立てられていると語ってきた。
しかし、今回はそうした抵抗が崩れたようだ。ジャック・ホワイトは現地時間7月10日にインスタグラムで前日に迎えた50歳の誕生日に妻のオリヴィア・ジーンから初めての携帯電話を贈られたことを明かしている。
携帯電話を不思議そうな表情で持つ一連の写真と共にジャック・ホワイトは次のように述べている。「さて、みんな、終わりか、始まりか。渋々ながら人生で初めて携帯電話の所有者になったよ。ゴージャスで思慮深い妻のオリヴィア・ジーンから50歳の誕生日に素敵なプレゼントをもらった。写真も彼女が撮ったんだ」
「車の中で音楽を聴けない、QRコードのせいで駐車場に一人で停められないなど、余命いくばくもないと言ってきた。オリヴィアは親切にも私(と私の愛する人々)を苦境から救うために決心したんだと思う。50歳になるまで一度も持たずに済めば、自分を誇りに思えると思っていたし、実際そう思っているよ」
「みんなと早く話をするのが待ちきれないよ。私の電話番号は、私たちの社会的交流の合計にπを掛けたものの平方根なんだ」
2019年、ジャック・ホワイトは携帯電話について次のように語っている。「携帯電話は持ったことがないんだ。外に出ると僕はそこでは例外になるわけで、周りの人たちを観察しているんだけどね。僕にしてみたら、みんな馬鹿馬鹿しく見えてしまうよ。『彼らの人生だからね。関係ないよ』とは思うんだけどさ。誰に分かる? もしかしたら、こういうものが今後の世の中の主流になっていくのかもしれないしさ。僕にも分からなし、それは誰にも分からないことだけどさ」
ジャック・ホワイトは次のように続けている。「もしかしたら、体内に埋め込めるものに替わるのかもしれない。眼球の奥に入れるマイクロチップのようなものに取って替わるのかもしれないよね」
ジャック・ホワイトは続けて、最近の自身の公演で携帯電話の使用を禁止していることについて言及して、人々が受け入れてくれたことは驚きだったとしながらも、人々から自発的にそういう状況が生まれないのは「悲しいこと」だと語っている。
「最初は壮大なアート・プロジェクトの一つとして考えていたんだ。人々がこれを面白いと思うのか、クールと思うのか、もしくは新しい体験だって思うのかを見てみたいと思ったんだ。避難場所のようなものだね。『ねえ、今回のアリーナの公演に来てくれる人たちに、携帯電話は使えませんっていうことを伝えたら面白くなるかな?』っていうね。最初は人々が憤慨して、返金を要求されてしまうかもしれないとも思ったけど、面白いものになるかもしれないとも思っていてね」
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