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ニーキャップは最新シングル“The Recap”のミュージック・ビデオが公開されている。
“The Recap”はグラストンベリー・フェスティバル出演が物議を醸す中で当初はサウンドクラウドでリリースされた楽曲で、その後、正式にストリーミング・サービス等でもリリースされている。この曲はイギリス保守党の党首であるケミ・ベイドノックに向けた楽曲となっている。
“The Recap”のミュージック・ビデオはこちらから。
ミュージック・ビデオはモ・カラが昨年11月のロンドン公演でヒズボラの旗を掲げたことテロ容疑で起訴された報道のヘッドラインから始まるものとなっている。ニーキャップはハマスやヒズボラを支持しているという説に対して否定しており、個人に対する暴力を煽動しているわけでもないと述べており、映像は「意図的に文脈から切り離された」ものだとしてきた。
アイルランド国旗の目出し帽を被ったカートゥン・キャラクターがロンドンのランドマークを訪ねる映像の後、グラストンベリー・フェスティバルでのライヴに映像は切り替わり、BBCがライヴの放送を見送ったことを受けて、生配信を行ったヘレン・ウィルソンにも言及されており、シャロン・オズボーンがニーキャップに対して語った発言も引用されている。
監督を務めたフィン・キーナンは次のように語っている。「このミュージック・ビデオを1週間余りで完成させるには非常に才能と情熱にあふれた多くの人々の協力が必要でした。ニーキャップとそのチームから受けた信頼とサポートは、まさに信じられないほどで、一生に一度という感じの仕事になりました。その一人一人に感謝しています。More Blacks, More Dogs, More Irish, Mo Chara」
ニーキャップはモ・カラがテロ犯罪で起訴されてウェストミンスター地方裁判所に出廷するのに先立って、ロンドン各所に屋外広告を出している。屋外広告は「More Blacks, More Dogs, More Irish, Mo Chara」というもので、20世紀半ばに一部の人の入店を断る差別的なスローガン「No Blacks, No Irish, No Dogs(黒人、アイルランド人、犬は入店禁止)」をもじったものとなっていた。
また、ニーキャップは最近の報道によると、保守党議員に対する過去のコメントに関する追加の措置を講じられることはないという。
ニーキャップは9月18日にウェンブリー・アリーナでアイルランド以外では最大となるヘッドライン公演を行うことも決定している。
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