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映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』は最初の本編映像が公開されている。

映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』はスパイナル・タップというバンドを追った疑似ドキュメンタリーである1984年公開の『スパイナル・タップ』の続編で、前作は史上最高のコメディ映画の一つと見なされている。映画はクリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ハリー・シーラーの3人が架空のヘヴィ・メタル・バンドを演じるものとなっている。

映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』については第1弾トレイラー映像が今年3月に公開されていたが、トレイラーはオリジナルの名台詞にちなんで、アンプの目盛りを11まで上げ、それが無限大に到達して爆発が起きた後、スパイナル・タップの楽曲“Stonehenge”が流れるというものとなっていた。

今回、監督のロブ・ライナーは最初の本編映像を公開している。映像は『ザ・シック・オブ・イット』への出演で知られるクリス・アディソンが音楽業界の重役を演じて、「少なくとも1人、理想的には2人がフェアウェル・コンサートで死ぬべきだ」とバンドに助言するものとなっている。

@tehnolanvogel Can’t wait for 9/12/2025 #spinaltap #thisisspinaltap #backtothebeginning #metal #hardrock ♬ original sound – Nolan Vogel

また、オリジナルが再上映されることを告知する別のプロモ映像も公開されており、ロブ・ライナー演じるマーティン・ディベルギーがメンバーとZoomを行うものとなっている。

続編『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』はアメリカで9月12日に公開される。続編にはポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、クエストラヴ、ガース・ブルックス、トリーシャ・イヤウッドもカメオ出演することが明らかになっている。

昨年、監督のロブ・ライナーは『エンパイア』誌のインタヴューで冒頭ではシンガーのデイヴィッド・セント・ハビンズ、ギタリストのナイジェル・タフネル、ベーシストのデレク・スモールズがスパイナル・タップの解散後に何をしていたかが描かれると説明している。

「ナイジェルはベリック・アポン・ツイードでチーズとギターの店をやっているんだ」とロブ・ライナー監督は語っている。「ナイジェルはホイッスルとマンドリンを演奏する地元のフォーク・バンドに参加していて、エレクトリック・ギターを弾いている。そうした、ちょっとしたシーンがあるんだ」

ロブ・ライナーは次のように続けている。「デイヴィッド・セント・ハビンズはカリフォルニア州モロベイに住んでいて、『ザ・トラブル・ウィズ・マーダー』という犯罪実録ポッドキャストの音楽を書いている。彼は電話の保留音の曲なんかも書いたりしている」

「デレクはロンドンで暮らしていて、新グルー博物館のキュレイターをやっている。彼は世界中の接着剤のキュレーションをしていて、接着剤の歴史も扱っている。彼はフィルハーモニー管弦楽団とも共演していて、悪魔は邪悪なカツラをつけているという内容の交響曲を書いたんだ。“Hell Toupée”という曲だよ」

2022年、ロブ・ライナーは『NME』に対して続編について次のように語っている。「続編をやることになるとはまったく思っていなかった。ただ、話はしていて、うまくいくかもしれないアイディアを思いついたんだ。うまくいくかは分からない。やってみるつもりだよ。ハードルはすごく高いよね。やるべきかどうかについても話し合ったよ。でも、言ったんだ。『見てみろ。俺たち全員70代だぞ。楽しむための時間がどれだけ残されているんだ?』ってね」

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