Photo: Joseph Bishop for NME

ニーキャップはモージーが参加したニュー・シングル“The Recap”をサウンドクラウドで公開している。

ニーキャップは楽曲のブートレッグ・ヴァージョンをサウンドクラウドで公開しており、メンバーのモウグリ・バップは「ケミ・ベイドノックに向けた曲だ」と述べている。

“The Recap”の音源はこちらから。

ケミ・ベイドノックは現在のイギリス保守党の党首で、ニーキャップが警察から捜査を受けていたロンドン公演の映像をソーシャル・メディアに投稿していた。この映像を理由にニーキャップのモ・カラはテロ犯罪で起訴されている。

「政府として私はニーキャップが税金から資金を得るのを阻止しました」とケミ・ベイドノックは述べている。「労働党はバンドが起こした法的訴訟に異議を唱えず、彼らは税金から14,250ポンドを持ち帰ることになりました。今頃、労働党はニーキャップが公然と邪悪なテロ集団を賛美しているのを見て、見逃したことを謝罪することになるでしょう。果たして、それも疑わしいですが」

新曲“The Recap”は警察のテロ対策課がニーキャップを捜査しているという「速報」から始まり、ドラムンベースのDJとして知られるモージーのトラックと共にケミ・ベイドノックの狙いは「みんなを騙すことだ」とラップしている。

昨年11月、ニーキャップは自分たちを「沈黙させる」ために直前で政府からの資金援助が阻止されたことを受けて、ケミ・ベイドノックが「不法な行為を行った」と述べていた。

ニーキャップは当時次のように続けている。「私たちがイギリスの支配に反対していること、イングランドがアイルランドの誰にとっても役には立っていないと思っていること、どちらのコミュニティでも労働者階級がもっといい扱いを受けるべきだと思っていることを彼らは好きではないのです。資金援助を受けて、メンタル・ヘルスの適切な医療を受け、音楽やアートを認め、カルチャーを表現する自由を与えられるべきなのです」

ニーキャップは現地時間5月22日にロンドンの100クラブで行われたライヴで初披露されている。このライヴでモ・カラはテロ犯罪で起訴されたことを受けて、口にテープを貼ってステージに登場している。

ニーキャップはモ・カラがテロ犯罪で起訴されたことを受けて罪状を「否定」しており、「自分たちを猛烈に弁護していく」と述べている。「これは政治的な取り締まりだ。これは関心をそらすためのカーニバルだ。自分たちが論点などではない。大量虐殺が問題なんだ」

モ・カラは6月18日にウェストミンスター地方裁判所に出廷する予定となっている。

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