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レディオヘッドは『ザ・ベンズ』のリリースから30周年を記念してBサイドやリミックスをまとめたプレイリストが公開されている。
ジョン・レッキーがプロデュースしたレディオヘッドのセカンド・アルバム『ザ・ベンズ』はバンドをさらなる高みへと押し上げることになった。本作でレディオヘッドはナイジェル・ゴッドリッチと初めて仕事をしており、以後すべてのアルバムに参加している。
当時のBサイドには“India Rubber”、“How Can You Be Sure?”、“Bishop’s Robes”、“Talk Show Host”といった曲があり、“Talk Show Host”はレディオヘッドのBサイドとしては最も人気のある曲の一つで、1996年公開のバズ・ラーマン監督の映画『ロミオ+ジュリエット』のサウンドトラックに収録されている。同曲のリミックスはレオナルド・ディカプリオが演じたロミオ・モンタギューが観客に紹介されるシーンで使われている。
プレイリストはこちらから。
プレイリストに先立って、レディオヘッドはアルバムの30周年を受けて、トム・ヨークが行ったソロ・パフォーマンスの映像を公開している。
VHSで記録されていたと見られる映像は1995年3月28日にカナダはトロントのホースシュー・タヴァーンで行われたアコースティックのソロ・パフォーマンス映像となっている。24分間の映像ではトム・ヨークは“(Nice Dream)”、“High and Dry”、“Street Spirit (Fade Out)”、“Fake Plastic Trees”、“Thinking About You”を披露している。
先日、レディオヘッドは新たな法人を設立しており、2025年に大きな活動がある可能性を示唆することとなっている。
現地時間3月10日、レディオヘッドはRHEUK25という名前のLLP法人を設立しており、これまでも新作やツアー、リイシューの際にはこのようにLLP法人が設立されてきた。
LLP法人によってレディオヘッドはレコード会社や外部企業の枠組に依存することなく、独立してビジネスを運営することが可能になる。この法人の設立が何を意味するかについては現時点でバンド側からは明かされていない。
2016年5月にリリースされた最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』の際にもレディオヘッドはドーン・コーラスLLPという法人を設立している。さらに近年では2021年に『キッドAムニージア』を再発する半年前にスピン・ウィズ・ア・グリンLLPが設立されている。また、ザ・スマイルのデビュー・アルバムがリリースされた2022年にもセルフ・ヘルプ・テープスLLPが設立されている。
レディオヘッドの5人のメンバー、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイはRHEUK25 LLPの役員に名を連ねている。
昨年、トム・ヨークはファンがレディオヘッドの復帰を望もうが気にしないと語っている。オーストラリアの媒体『ダブルJ』でレディオヘッドの今後に対してファンから期待が寄せられていることについて訊かれたトム・ヨークは次のように答えている。「それは知らないし、まったく気にもかけていないんだよね」
「誰も傷つけるつもりはないし、気にかけてくれていることには感謝しているよ。でも、僕たちは、自分たちを説明したり、何をすべきかという誰かのこれまでの考えに答えたりすることなく、自分たちにとって意味のあることをする権利を得たと思うんだ」
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