
Photo: James Robjant
マリアンヌ・フェイスフルは生前に取り組んでいたEP『バーニング・ムーンライト』を6月6日にリリースすることが決定している。
プレス・リリースではマリアンヌ・フェイスフルがこのプロジェクトについて語った言葉が引用されており、「振り返るのに絶好のタイミングだと思った」と彼女は語っている。「私がやってきたことを思い出す手助けになってくれた。私は特段ノスタルジックな人間とは言えないけれど、この振り返る時期というものを謳歌している」
EPからはタイトル曲である“Burning Moonlight”の音源が公開されている。
EPはキャリアの幕引きを意図して制作されたとのことで、エグゼクティヴ・プロデューサーのアンドリュー・バットは次のように述べている。「彼女のような形でキャリアが始まるというのはあまりないことで、だから、その出発点に一周して戻るものにしたかったんだ。EPの片面はポップなデビュー・アルバム『マリアンヌ・フェイスフル』から影響を受けたもので、もう片面はセカンド・アルバム『カム・マイ・ウェイ』のフォークのルーツに捧げたものとなっている」
マリアンヌ・フェイスフルの息子であるニコラス・ダンバーはリリースに許可を出したことについて次のように語っている。「マリアンヌ・フェイスフルが亡くなったことを悲しみつつも、生前に彼女が取り組んでいたこれらの曲のリリースを発表できて嬉しいです。マリアンヌ・フェイスフルは音楽を作って披露する人生を送りました。音楽こそが彼女の原動力であり、止まることはありませんでした。最後まで彼女の目覚ましいアーティストとしてのキャリアを完成させ、祝福するこのリリースを心待ちにしていました」
EPのトラックリストは以下の通り。
01 Burning Moonlight
02 Love Is
03 Three Kinsmen Bold
04 She Moved Thru’ the Fair
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