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スマッシング・パンプキンズは地元シカゴで『メロンコリーそして終りのない悲しみ』の30周年を記念したオーケストラとの公演を行うことが決定している。

スマッシング・パンプキンズは「ア・ナイト・オブ・メロン・コリー&インフィニット・サッドネス」と題して11月にシカゴのリリック・オペラで7公演を行うことが決定している。この公演では名高いハウス・オーケストラと合唱隊がバンドに加わる形となり、「完全に新しい音と映像の体験」が展開されるという。

公演はジェイムス・ロウが監修したオーケストラが加わったアレンジでアルバムの楽曲が披露される。公演は11月21日から30日にかけて行われる。

ビリー・コーガンは次のように語っている。「オペラとロックは共に感情の高ぶりを物語で伝えていくものであり、僕らの音楽のファンも、従来のオペラ・ファンもインスピレーションに溢れた作品を聴いてもらえることが楽しみだよ。バランスに関しては両者の伝統を権威ある形で尊重したいと思うんだ」

『メロンコリーそして終りのない悲しみ』はスマッシング・パンプキンズのサード・アルバムで、1995年10月にリリースされている。本作はバンドにとって全米アルバム・チャート1位を獲得した唯一の作品であり、母国アメリカで1000万枚以上のセールスを記録している。

アルバムはインダストリアルやバロック音楽の痕跡など、より幅広いサウンドパレットを取り入れたことでバンドのサウンドが大きな発展を遂げた代表作で、“1979”、“Bullet With Butterfly Wings”、“Tonight, Tonight”といった楽曲が収録されている。

先日、ビリー・コーガンはスマッシング・パンプキンズについて「ロックンロールの歴史で最も誤解されているバンドの一つ」と語っている。

ビリー・コーガンはジョー・ローガンのポッドキャストに出演して様々な話題について語っており、ニッケルバックやクリードといったバンドが長年嫌われていたのを経て、新たな支持が生まれてきていることについて言及している。

「ニッケルバックやクリードがここにきて大きな成功を収めようとしているだろ。嫌われてきたことを耐え抜いて、今となっては『いいんじゃないか』という時期に入ってきている。彼らは多くの素晴らしい曲を書いているんだよ」

ビリー・コーガンはスマッシング・パンプキンズも時が経つにつれて音楽シーンから愛されるようになると思うと語っている。「それは自分の音楽人生についても思っていることだよね。時が経つにつれて自分以上に物語を伝えてくれると思っているんだ」

ビリー・コーガンは次のように続けている。「僕らはおそらくロックンロールの歴史で最も誤解されているバンドの一つなんだ。プロレスの台詞みたいに聞こえるけど、本当だよ」

ビリー・コーガンは次のように説明している。「それはジェネレーションXの問題とも関係していると思うし、若かった頃、アンディ・カウフマンやボブ・ズムダのような感じで面白いゲームでもやるかのようにメディアと付き合ってきたことも関係しているんだろう。というのも、くだらないと思っていたから『オモチャみたいに遊んでやろう』なんて思っていたんだ」

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