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リアム・ギャラガーオアシスの新しいリリースを示唆するようなダヴズの新作ポスターに言及している。

ポスターは先週からマンチェスターのノーザン・クオーターに貼られたもので、「2025年に新曲をリリースするマンチェスター出身のチャートのトップを飾ったバンドは?」という質問に対して、最後が「s」で終わる5文字で答えるものとなっている。

ヒントとして「二人の兄弟」、「2025年にUKツアーを行う」、「90年代に結成」、「複数の全英1位のアルバム」といった言葉が書かれており、これはダヴズとオアシスの両方に当てはまるものとなっている。

ポスターは2月28日にリリースされたダヴズの新作『コンステレーションズ・フォー・ザ・ロンリー』のプロモーションを目的としたもので、アルバムには“Renegade”、“Cold Dreaming”、“Saint Theresa”、“A Drop In The Ocean”といったシングルが収録されている。

ポスターは当然のことながら、再結成したオアシスのニュー・リリースを期待する人々の注目を集めることとなっており、今回、リアム・ギャラガーもこのポスターに言及している。

ある人物が「今もなお北部の人で、コックニーにはならない、というヒントも付けるべきだった」とツイートすると、リアム・ギャラガーは「Shat your math(口を閉じてくれよ ※shut your mouthのコックニー・アクセント)」と応じている。

リアム・ギャラガーは続けて次のようにツイートしている。「俺はマンチェスター生まれだけど、今はロンドンで暮らしている。なんてこった。本当にひどい奴だよな」

リアム・ギャラガーは昨年9月「オアシスにニュー・アルバムがあるというのは本当ですか?」と訊かれて、「ああ。既に完成している」と答えていた。別のファンが「アルバムの気配はありそうか?」と尋ねると、リアム・ギャラガーは次のように応じている。「バッグに入っているんだよ。気配なんかじゃないんだ」

その後、ノエル・ギャラガーがオアシスのために書いた新曲についてどう思うかと訊かれたリアム・ギャラガーは「衝撃を受けた」とも述べていた。

しかし、昨年11月にリアム・ギャラガーは「落ち着いてほしい」とツイートして、それまでよりもトーンを落としている。

「制作中のオアシスのアルバムなんてないんだ。振り返りながらの冗談だったんだよ。なぜかというと、最近はみんな、ちょっとピリピリしているからな。怒らせてしまったのなら謝るよ。でも、まあ、笑い話なんだ」

その後、リアム・ギャラガーはオアシスとしての新作について次のようにも述べている。「俺が思うに、このツアーが成功して、お互いに優しくなれたら、アルバムがあるかもしれないね。これこそ本物のバンドがやることだ。一つずつ進めていくんだ。それが一番賢明だということは分かってもらえるんじゃないかな」

ダヴズは現在、メンタル・ヘルスの問題を抱えているジミ・グッドウィン抜きでUKツアーを行っている。昨年11月、ジミ・グッドウィンは2019年以来となったUK公演にも参加していなかった。

ジェズ・ウィリアムズは『NME』に対して新作『コンステレーションズ・フォー・ザ・ロンリー』について次のように語っている。「すごくダークなアルバムだよ。『ザ・ユニヴァーサル・ウォント』のツアーをキャンセルした後に書き始めたから、そのことを振り返っている曲もある」

「“Renegade”は黙示録的な雰囲気で始めたかった。大変な時期の後だったから、それが自分たちにはふさわしいと思ったんだ。ジミとは一緒にいたけど、混沌とした状況を理解しようとしていた感じだった。それがアルバムにも表れているんだよね」

ジェズ・ウィリアムズは次のように続けている。「ひどい時代に暮らしているから、それを反映させたかったけど、少しは希望も出したかった。ニール・ヤングを聴いていると、自分のことを理解してもらえているような感じがするだろ。音楽は暗い世界でもその手を握ることができるものなんだ。アルバムはアウトサイダーのための未来的なソウル・アルバムだと思っている。みんなにも分かってもらえたという気持ちになってもらえたらと思う」

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