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U2はロシアによるウクライナ侵攻から3年となったことを受けてウクライナとウォロディミル・ゼレンスキー大統領を支持するメッセージとピアノによる音源を公開している。

2月24日はロシアが2022年にウクライナへの全面侵攻を開始してから3年目にあたる。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は平和とNATOへの加盟が実現するなら辞任する用意があると述べており、ヨーロッパの指導者は侵攻の終結に向けてウォロディミル・ゼレンスキー大統領との対話を現在行っている。

ウクライナ当局によると、現地時間2月23日に267機のドローンが各地に飛来して、死傷者が出ることになったという。

今回、U2は19世紀の詩人、タラス・シェフチェンコの作品『My Friendly Epistle』をピアノの音源と共に朗読する音源を公開している。フロントマンであるボノはロシアによる侵攻直後に2022年にギタリストのジ・エッジと共にウォロディミル・ゼレンスキー大統領にこの音源を送ったことを明かしている。

「自由を信じ、私たちヨーロッパ人が今置かれている危機を感じている人たちはみんな、侵略から3年となった今日、おちおちとは寝ていられないだろう」とボノは述べている。「このことや他の困惑についてはまた今後言わせてもらうよ」

先日、アメリカのドナルド・トランプ大統領はウォロディミル・ゼレンスキー大統領について「選挙なき独裁者」と評している。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2019年に民主的に選出されたが、2022年の開戦以来続いている戒厳令の下で選挙は現在停止されている。

ドナルド・トランプ大統領は先週、側近がサウジアラビアでロシア高官と会談した後、ウクライナを会談から除外したことで世界の指導者たちから反発を受けることとなっている。

今年1月、ボノは「世界の至る場所で健康と人道が危機に晒されている中で」自由を提唱する方法について自身の見解を述べている。

『ジ・アトランティック』誌に寄稿した記事でボノは「自由」が時代や国によってどのように異なる意味を持つかを中心に論じており、その中で自由の必要性がいかに音楽の中で表現され続けてきたかについても触れている。

「私たちロックスターが自由について語る時、それは解放よりも放蕩を意味することも多かったりする。しかし、60年代にアイルランドで育った自分にとっては意義深いものでもあった。私たちは手にしていない自由を求めていた。それは政治的自由、宗教的自由、そして(もちろんのこと)性的自由だった」

「ロックンロールは封じ込めることも黙らせることもできない自由の国際的な言語を約束してくれた……U2で言えば、“Pride (In the Name of Love)”という曲はアムネスティ・インターナショナルとの活動で訴えている自由のように響かせたかった。それだけ耐え難いことだった」

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