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モリッシーは短い闘病生活の末に亡くなったザ・ジャムのドラマーであるリック・バックラーに追悼の意を表している。

訃報はザ・ジャムのメンバーであるポール・ウェラーとブルース・フォクストンによって発表されている。リック・バックラーは数週間前に「現在抱えている健康問題」のためにスポークン・ワードのツアーを中止することを発表していた。

モリッシーは自身のサイト「モリッシー・セントラル」でリック・バックラーに追悼の意を表している。「彼はやってのけたんだ。稲妻のようなドラミング……男らしさを失うことなくバレエのようだった……彼の演奏する様は芸術と呼ぶにふさわしいものだった」

「自然と湧き上がった質問は:このような映画のような演奏者がまだ私たちと一緒にいる間に、なぜ私たちは声を上げて、その愛を表明できないのだろう、ということだ。なぜ死がいつも賛辞の言葉を寄せるきっかけとなってしまうのだろうか?」

「私たちはみな善意の人であり、無能でもある。どうすればいいのか、まるで誰も分からないかのように。リック、私の耳が火葬されるまであなたの音楽を聴き続けるよ」

モリッシーはシネイド・オコナーが2023年に亡くなった時にも追悼の意を表している。「音楽業界にはそぐわないシンガーを嫌ったりするところがあったりする(これは私だけがよく知っている)。そして、彼らは死ぬまで賛辞を寄せることはない。それは、もう答えを返せない時であるのだ」

ポール・ウェラーはリック・バックラーについてソーシャル・メディアで次のように述べている。「リック・バックラーが亡くなったことにショックを受けて悲しんでいる。ウォキングのスタンリー・ロードにある私のベッドルームでリハーサルをしていた時のことを思い出した。あらゆるパブやクラブでキッズとして演奏しながら、最終的にレコードを作ることになった。なんという歩みだろう」

ベーシストのブルース・フォクストンはツイッターで次のように追悼の意を表している。「今日、非常に悲しいニュースを聞いて、ショックを受けているし、打ちのめされている。リック・バックラーはいい奴で、素晴らしいドラマーであり、革新的なドラム・パターンで僕らの曲を形作るのに一役買ってくれた」

元メンバーであるスティーヴ・ブルックスは次のように述べている。「初歩的なところから始まったバンドはパワフルな存在へと進化していきました。ドラマーとしてのリック・バックラーの進化はその核を担っていました。近年はリック・バックラーと何度かしか会えませんでしたが、そのおおらかな人柄は悲しみと共に惜しまれることになるでしょう。ビートは続いていきます。安らかに眠ってください、リック」

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