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パンテラはパリ公演で披露した“Walk”でアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンと共演している。

現地時間2月15日、パンテラはパリのアディダス・アリーナでヒット曲の数々を披露している。アンコール前のライヴ終盤、フロントマンのフィル・アンセルモはアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンが会場に来ていることを観客に伝えている。

パンテラが“Walk”の演奏に入ると、曲の途中でブルース・ディッキンソンがマイクを手にステージに登場しており、共演を果たしている。フィル・アンセルモは敬意を表してブルース・ディッキンソンの前で一礼している。

共演の模様はこちらから。

パンテラは7月5日に地元バーミンガムのアストン・ヴィラの本拠地であるヴィラ・パークで開催されるブラック・サバスの最後のライヴに出演することも決定している。ライヴはオジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップで20年ぶりとなるライヴを行うもので、メタリカ、スレイヤー、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、アリス・イン・チェインズ、リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストらも出演する。

パンテラはソロ・プロジェクトに取り組むフィル・アンセルモとダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールによるアボット兄弟の確執が決定的になり、2003年11月に解散している。

解散後、アボット兄弟はダメージプランとしての活動を始めたが、2004年にオハイオ州コロンバスで行われた公演でダイムバッグ・ダレルは銃殺されており、2018年にはヴィニー・ポールが亡くなっている。死因は心筋梗塞だった。

パンテラは2022年にヴォーカリストのフィル・アンセルモとベーシストのレックス・ブラウンがツアーを行う契約を結んだことで再結成ライヴを行っている。ツアーはダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールの遺族の許可を得たものとなっているが、フィル・アンセルモによる過去のナチスを巡る発言もあって、再結成は様々な議論を呼んでいた。

一昨年、ラーズ・ウルリッヒは『リヴォルヴァー』誌のインタヴューでパンテラの再結成について語っている。「パンテラの音楽とマジックを祝福するためにツアーに出るということについては……応援すべきかどうか、コミュニティでいろんな話があるのは知っているよ。でも、僕はグレン・ヒューズがツアーに出て、ディープ・パープルの曲を披露しても支持するタイプの人間だからね」

「音楽面やクリエイティヴ面で熱意がある人のことは常に応援してきた。だから、今回のパンテラ再結成も自分はいいと思っている」とラーズ・ウルリッヒは続けている。「チャーリー・ベナンテが参加しているのは間違いなく素晴らしいよね。メキシコ公演の映像を観たんだけど、絶好調だと思ったよ。彼らが出てくると楽しくなるはずだよ」

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