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トゥールのフロントマンであるメイナード・ジェームス・キーナンは父親が亡くなったことを受けて、ソーシャル・メディアに写真と文章を投稿している。

メイナード・ジェームス・キーナンは現地時間2月9日に父であるマイク・キーナンが「穏やかに」亡くなったことを明らかにしている。

メイナード・ジェームス・キーナンは父についての逸話を振り返る形で追悼の意を表している。「レスリングのコーチで、高校教師でもあった父のマイク・キーナンが昨日早くに亡くなった。彼は自分の部屋で穏やかに亡くなった。父のことを知る人には退屈に聞こえるかもしれないけどね」

「父は興味深い人生を送った。父は『ワイルドで手に負えない』と評されていた。一つの例はこれだ。1年以上前に集会から自宅に帰る時にスコットヴィルで電車と衝突したが、生きていた。けれど、ヘルシンキで開催されるスキー大会に参加できなくなることを恐れて病院に行こうとしなかった。肋骨を骨折していた」

「トラックは全損だった。ちなみに私のトラックだった。月に一度しかスコットヴィルを通らない列車と衝突したんだ。父はこういう人だった。彼は惜しまれることになるだろう。手に負えずワイルドであれ。私たちもあなたを惜しむことになるよ。マイク」

『コンシークエンス』によれば、メイナード・ジェームス・キーナンの両親であるマイケルとジュディスはメイナード・ジェームス・キーナンが4歳の時に離婚している。離婚後、マイケルはミシガン州スコットヴィルに移り、ジュディスは70年代中盤に重い病気を患うこととなっている。

メイナード・ジェームス・キーナンはその後、父親と同居することになり、その決断が音楽を探求するきっかけになったと以前に語っている。

先月、トゥールはベーシストのジャスティン・チャンセラーが『ベース・マガジン』アウォーズで生涯功労賞を受賞したことを受けて、授賞式にサプライズ出演している。

トゥールは授賞式で2001年発表の『ラタララス』収録の“Schism”と2006年発表の『10,000デイズ』収録の“Jambi”というファンに人気の2曲を披露している。

トゥールは3月7日から9日にかけてドミニカ共和国のプンタ・カナで自身のフェスティバル「トゥール・イン・ザ・サンド」を開催することが決定している。フェスティバルではトゥールが2ステージを披露するほか、マストドン、プライマス、コヒード・アンド・カンブリア、イーグルス・オブ・デス・メタル、CKYらが出演することが発表されている。

昨年、トゥールのベーシストであるジャスティン・チャンセラーは次のアルバムをリリースするまでに、また13年かかるとは「考えてない」と語っている。

トゥールは2006年に発表した『10000デイズ』に続くアルバム『フィア・イノキュラム』を13年かけて、2019年にリリースしている。しかし、ジャスティン・チャンセラーは新たなインタヴューで次の音源がリリースされるまで、そんなに長くはかからないだろうとファンを安心させている。

『メタル・ハマー』誌のインタヴューでジャスティン・チャンセラーはメンバーの年齢の問題もあって、バンドがニュー・アルバムをリリースすることをより強く望んでいると語っている。「ダニー・ケアリーも今や62歳だからね。やるとしても13年かかるとは考えてない。もっと効率的にやらなければならないし、そうできる方法を話し合ってきたんだ」

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