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Photo: GETTY
リアム・ギャラガーはオアシスの再結成公演のチケットがチケットマスターによって多数無効とされたことに言及している。
先週末、チケットマスターはボットや転売に対する新たな取り締まりによって今年夏に行われるオアシスの再結成公演のチケットを多数無効としている。
UK&アイルランド公演のチケットは昨年8月に発売されたが、高額転売を防ぐ様々な取り組みにもかかわらず、およそ5万枚のチケットが転売サイトに出回る状況となっている。これを受けて、ライヴ・ネイションとSJMはツイケッツ以外の二次販売サイトで販売されたチケットはすべて無効となり、チケットマスターを通じて再び設定価格で販売されることを発表している。
しかし、そうした対策はスムーズとは言い難く、多くのファンがソーシャル・メディアで正規に購入したチケットにもかかわらず不当に無効にされたと投稿している。
今回、リアム・ギャラガーはこうしたチケットの取り締まりを巡る騒動について言及して、自分に手助けできることはあまりないと述べている。
リアム・ギャラガーはツイッターで「リアム、チケットを巡る状況についてどう思う? ファンをボットだと考えて、返金されている」と訊かれて、次のように応じている。「俺がルールを決めたわけじゃない。正しいことをしようとしている。そういうことだ。俺はシンガーなんだ。俺に文句を言わないでくれ」
I don’t make the rules were trying to do the right thing it is what it is I’m the singer get of my case
— Liam Gallagher (@liamgallagher) February 10, 2025
チケット販売時、プロモーターはチケットの争奪戦に対してチケットの再販を希望する人は 「チケットマスターとツイケッツを通じて額面金額でのみ」可能であることをファンに伝えていた。
チケットの高額転売については議論が高まっており、国会議員はコンサートのチケットの再販売に価格上限を設ける案を検討している。先月行われた公開協議では「ファンをより良く保護し、ライヴ・イベントへのアクセスを改善し、世界をリードする英国のライブ・イベント分野の成長を支援する」ために必要な措置が検討されている。
チケットマスターは『NME』の問い合わせに対してチケットが無効となった人々に対して「オアシス払い戻しFAQ」のページを参照してほしいと答えている。「チケット購入者が誤って払い戻しを受けたと思われる場合は、該当するエージェントから送られたEメールを参照してください」とスポークスパーソンは述べている。
「専門の不正・詐欺チームがすべての購入を確認して、ボットによる購入を特定しました。ボットを使用する転売業者にこれ以上の情報を提供したくないため、これ以上の詳細は控えさせていただきます」
リアム・ギャラガーはツイッターで「各公演でステージにゲストが参加することはありますか?」という質問にも答えており、わずか4ワードでサプライズの可能性を否定している。「そんなバカげたことはしないよ」
None of that nonsense
— Liam Gallagher (@liamgallagher) February 10, 2025
オアシスのUK&アイルランド公演のチケット販売についてはダイナミック・プライシングが導入されたことも物議を醸している。イギリスの広告基準局にはチケットマスターのオアシス公演の広告について「入手可能性と価格について誤解を招く表示」をしているといった多数の苦情が寄せられたという。
ダイナミック・プライシングに寄せられている不満についてオアシスは当時次のように述べている。「はっきりさせておきたいのは、チケット販売と価格設定に関する決定を完全にプロモーターとマネージメントに委ねており、ダイナミック・プライシングが採用されることをまったく認識してなかったということです」
「プロモーター、チケットマスター、バンドのマネジメントの間で事前に行われたミーティングでは、一般チケットの価格を維持して、転売を減らすためにダイナミック・チケッティングを含め、ファンにとって公平な体験となるようなチケット販売戦略が打ち出されましたが、計画の実行は期待に応えるものではありませんでした。関係者一同、可能な限り最高のファン体験をお届けするために最大限の努力をしましたが、前例のない需要のため、これを達成することはできませんでした」
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