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ソフト・マシーンの結成メンバーであるマイク・ラトリッジが亡くなった。享年81歳だった。

訃報はソフト・マシーンのギタリストであるジョン・エサリッジによって発表されている。ジョン・エサリッジは亡くなったのには最近の病気が関わっていると説明している。

「非常に悲しいニュースですが、素晴らしい友人にしてソフト・マシーンのレジェンドが短い闘病生活を経て、2時間前に亡くなりました」とジョン・エサリッジは述べている。「マイク・ラトリッジは初期のソフト・マシーンの屋台骨であり、鋭い考えを持った素晴らしい作曲家にしてキーボーディストでした」

「真のルネッサンスな人物でした。才能と教養があり、魅力的な人物で、素晴らしい仲間でした。40年以上にわたって数週間に一度は会っていて、私にとってはご褒美でした。最後まで一緒にいたガールフレンドのエレナや彼の妹たちにとっては何という喪失でしょうか」

マイク・ラトリッジは1943年にケントで生まれ、デヴィッド・アレン・トリオに加入した10代の頃に音楽業界でのキャリアを始めている。ピアノとクラリネットを学んでいたマイク・ラトリッジは心理学と哲学の学位を取得するためにオックスフォードのユニバーシティ・カレッジに進んでいる。

マイク・ラトリッジはデヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズと共に1966年にソフト・マシーンを結成しており、メンバーが入れ替わる中で最も長く在籍したメンバーとなり、1976年に脱退している。

ソフト・マシーンはサイケ・ポップ、プログレッシヴ・サウンド、ジャズ・フュージョンの融合で名を馳せることになった。

「プログレッシヴ・ロックのコミュニティにおけるレジェンドを今日失いました」とある人物は追悼の意を表している。「彼はバンドをまとめる接着剤でした。ジャズ・フュージョンやビバップをプログレッシヴ・ロックの領域に持ち込み、バンドをパワーハウスへと変貌させました」

ソフト・マシーンでの活動以外でもマイク・ラトリッジは作曲家やプロデューサーとしての仕事を行っており、テレビや演劇の様々なプロジェクトに参加している。

マイク・ラトリッジは作曲家のカール・ジェンキンスと共に『アディエマス:ソングス・オブ・サンクチュアリー』の音楽を手掛けたことで知られており、他のプロジェクトでも仕事を行っている。

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