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デイヴはマンチェスター・ユナイテッドへの信頼が失われてきていることを表明して、グレイザー家がチームのオーナーである限り「平和を見る日は来ない」と述べている。

ラッパーのデイヴは長年のマンチェスター・ユナイテッドのサポーターとして知られており、2023年発表の“UK Rap”でアマド・ディアロの名前を出すなど、曲の中でマンチェスター・ユナイテッドに何度も言及している。

今回、厳しいシーズンを終え、クラブのオーナーシップに対するファンの不満が高まる中でデイヴはツイッターでクラブへの信頼を失いつつあり、どんどん辟易としてきていると述べている。

「マンチェスター・ユナイテッドにはダークでネガティヴなエネルギーが渦巻いている。フットボールよりも深いものだ。グレイザー家が権力の座にいる限り、平和を見る日は来ないだろう」とデイヴは述べている。「いわゆるクラブのレジェンドはノスタルジーを利用して、経験したことも理解したこともない状況下でプレーしなければならなかった選手たちをいじめている」

デイヴは次のように続けている。「自分たちの私利私欲のためにね。ここにきてそれが見えてしまった。マンチェスター・ユナイテッドがプレイしても、あまり感じない。チームの魂は失われてしまった。見知らぬ思いだ。開胸手術をするのに執刀医はクラック中毒者だ。最高の選手に背を向け、もっと悪い選手に入れ替える。その繰り返しだ」

2005年にグレイザー家がチームのオーナーになって以降、ファンの抗議は広範に及んでおり、20年にわたるオーナーシップによってクラブは成果を上げられず、高水準の負債に直面し、不適格な人材が権限を与えられていると多くのサポーターが抗議することとなっている。

クラブが今シーズンの残りの試合チケットを会員向けに値上げすると発表したことで、さらに反発が高まり、2024年末には抗議活動も起こっている。

さらに2025年にはグレイザー家がクリケット・チームのマンチェスター・オリジナルズの買収を辞退したと報じられ、物議を醸すこととなっている。『デイリー・メール』紙によれば、グレイザー家はこのチームの買収に強い関心を持っていたが、関係者から警告を受け、撤退することになったという。

デイヴは2025年のブリット・アウォーズで「ヒップホップ/グライム/ラップ・アクト部門」にセントラル・シー、ゲッツ、リトル・シムズ、ストームジーと共にノミネートされている。

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