Photo: Ebru Yildiz

ジュリアン・ベイカーとトーレスはコラボレーションによるアルバム『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』をリリースすることを発表して、新曲“Sylvia”が公開されている。

“Sylvia”はライヴを撮影したモノクロのミュージック・ビデオと共に公開されている。ミュージック・ビデオにはボーイジーニアスのメンバーであるルーシー・ダッカスも一部出演している。

“Sylvia”のミュージック・ビデオはこちらから。

プレス・リリースでトーレスは“Sylvia”について次のように語っている。「州北部の保護施設から愛犬シルヴィアを引き取りに行った朝、家でコーヒーを淹れていて、WFMUをつけたらドリー・パートンの“Cracker Jack”が流れていた。それで泣き出してしまった。世界がシルヴィアは私のものになると教えてくれているような気がした(シルヴィアは一時的に預かるだけのはずだったのに)」

「そういう曲を書きたいと思ったことを覚えていた。ラジオをつけて5秒で胸に響くような楽曲。最愛のペットと家庭を共にする幸せに浴したことのある人なら誰でもペットが家族であることを知っている。これまででも最高の友人よね」

アルバムからは“Sugar in the Tank”も公開されており、昨年12月にアメリカのテレビ番組『ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン』で初披露されている。

コラボレーション・アルバム『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』は4月18日にマタドールよりリリースされる。2016年にジュリアン・ベイカーとトーレスはシカゴのリンカーン・センターで一緒にライヴを行っており、アルバムはその時から始まっている。

小説『ヴァレンタイン』で知られる作家のエリザベス・ウェットモアは『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』について次のように評している。「アウトローの伝統に則って書かれ、歌われた素晴らしいカントリー・アルバムです。反抗的で異分子のワーキング・クラスが依存症や後悔、誤った決断だけでなく、抑圧的な権力システムとも格闘してみせるのです」

「それは長いシフトを終えて、骨身を削って家路につき、葉っぱと静かな場所で足を上げたいと願う歌であり、またワゴン車から落ちて、今度こそ最終的に車輪の下に引きずり込まれるのではないかと思う歌であり、間違った決断が自分の知っている唯一の決断であると考える歌だったりします」

アルバムのトラックリストは以下の通り。

01 “Dirt”
02 “The Only Marble I’ve Got Left”
03 “Sugar In The Tank”
04 “Bottom Of A Bottle”
05 “Downhill Both Ways”
06 “No Desert Flower”
07 “Tape Runs Out”
08 “Off The Wagon”
09 “Tuesday”
10 “Showdown”
11 “Sylvia”
12 “Goodbye Baby”

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