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ボブ・ディランはアメリカでの使用が禁止される可能性がある中でTikTokのアカウントを立ち上げている。

ボブ・ディランは認証アカウント(@bobdylan)が立ち上げられており、“Like a Rolling Stone”や“Knockin’ on Heaven’s Door”、“Hurricane”といった楽曲を使った様々な時代の映像が投稿されている。

「ボブ・ディランの世界をついにTikTokでもお楽しみ下さい」と最初の投稿のキャプションには記されている。

@bobdylan Explore the world of Bob Dylan, now on TikTok. #bobdylan ♬ original sound – Bob Dylan

TikTokは先日、最高裁判所が使用禁止の判断を棄却するか延期しない限り、1月19日に米国での運営を停止する計画を発表している。AP通信の報道によれば、TikTokは1月19日に米国でのアプリを停止する意向を明かしている。

最高裁はTikTokを運営するバイトダンス社が1月19日までにTikTokの米国事業を第三者へ売却しなければ、アメリカでのアプリ配信が禁止となるとしており、米国での運営を停止するのは最終手段となっている。

ボブ・ディランはティモシー・シャラメが主演を務める映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』がアメリカで12月24日に公開されており、日本では2025年2月28日より公開されることが決定している。

先日、ボブ・ディランは映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』についてツイッターで言及している。

「もうすぐ公開になる『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(なんてタイトルだろう)というタイトルの映画があるんだ」とボブ・ディランはツイートしている。「ティモシー・シャラメが主演を務めている。ティミーは優れた俳優で、僕だと完全に信じられるものになったと思っている。若い頃の僕、少し別の僕だよ」

ボブ・ディランは次のように続けている。「映画は2015年に刊行されたイライジャ・ウォルドの著作『ディラン・ゴーズ・エレクトリック!』を原作としている。60年代初頭の出来事からニューポートでの失態までを素敵に振り返ってくれている。映画を観た後、読んでみてくれ」

ボブ・ディランは脚本の段階で映画について進言したことも明らかになっている。ボブ・ディランはロサンゼルスでジェームズ・マンゴールドと何度かミーティングを行って、脚本を一行一行確認したという。「ジェームズ・マンゴールドはボブ・ディランの注釈があちこちに入った脚本を持っているんだ」とティモシー・シャラメは語っている。「それを貸してくれよと言っても、渡してくれることはないだろうね」

「ボブ・ディランは何をやろうとしているのか知りたがっていた」とジェームズ・マンゴールド監督は語っている。「この人はどういう人なのか? アホじゃないのか? 理解しているのか? 誰かと手を組むということになれば、当然の疑問だと思うよ」

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