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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは18万人以上が避難を余儀なくされているロサンゼルスの山火事について自宅からの映像を公開している。

ビリー・コーガンは自宅のバルコニーからの映像を公開しており、灰色の雲のように見えるのがカリフォルニア州で多くの人の自宅を奪うこととなっている山火事の煙だと説明している。

「今日はちょっとしたメッセージをみんなに伝えたかったんだ。私は元気だよ。無事を願ってくれた人たちには感謝している。でも、まさに今いるロサンゼルスは終末のような感じなんだ。昨夜だけで1000ぐらいの建物が火災の被害を受けている。知り合いでも避難しなければならなかった人もいて、かなり大変な状況なんだ」

「自分たちがいるところは安全なんだ。表向きは警戒区域内だけど、まだかなり離れている。昨夜は停電になって、それは大変だった。というのも、停電になると情報を得るのが難しくなるし、警報なんかを見逃さないか、寝るのが怖くなるくらいだった」

「渇いた林では火がかなり速く動くからね。被害を受けた家族や友人にもちろん多くの愛を送りたい。私のいる場所の空気の状態は悪くない。咳が治るには役立っていないけれど、この信じられないような恐怖に満ちた惨状に比べれば、とても些細なことだ。だから、最新情報を伝えたかったんだ。メールや文章にするのは大変だから、映像にしたほうが簡単だと思ったんだ。多くの愛を。また無事かどうかを知らせるよ」

投稿のキャプションでビリー・コーガンは映像は前日の午後に撮影したもので、その後家族と共に避難しなければならなくなったことを明かして、ロサンゼルスの状況について「圧倒されるもので、時に混沌としているところはあるものの、このような状況に勇敢に駆けつける消防隊員に愛を捧げる」と述べている。

「広大で自然に溢れた地域全体が収束することを願って、今日もみんなのために祈っている。この火災は社会のあらゆる階層に影響を及ぼしており、全体的な損失はひどいもので、言葉では言い表せない」

現地時間1月7日に始まった山火事は瞬く間に別々の地区で5つの同時多発的な火災に発展し、18万人以上の住民が自宅から避難する事態となっている。ロイターによると、記事執筆時点では少なくとも10人の死亡が確認されている。

トラヴィス・バーカーの子供であるランドンとアラバマもパリセーズの自宅から避難することとなっているほか、ダイヴのザッカリー・コール・スミスの友人は家を失った彼と妊娠している妻、2歳の息子のローリーのために支援するゴーファンド・ページを立ち上げている。家と共に一家は所有物、音楽機材、ベビー用品、自家用車なども失うこととなっている。

ビリー・アイリッシュアリアナ・グランデのようなミュージシャンはソーシャル・メディアで被害者を支援するリンクを投稿している。

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