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チャペル・ローンはBBCによるサウンド・オブ・2024の第1位を獲得したことが明らかになっている。

ミズーリ州出身のチャペル・ローンは2023年発表のデビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』が寄与することになって彗星の如く名声を獲得することとなっている。昨年のロラパルーザでは史上最多とも言われる観客を集めることとなり、コーチェラ・フェスティバルやガヴァナーズ・ボールでも話題を集めることとなっている。

サウンド・オブ・2025は昨年のマーキュリー・プライズを獲得したイングリッシュ・ティーチャーが5位に、ブリット・アウォーズのライジング・スター賞の受賞が発表されたマイルズ・スミスが4位にランクインしている。

スコットランド出身のバリー・キャント・スウィムが3位に、ロンドンを拠点とするエズラ・コレクティヴは2位にランクインしている。

他にもサウンド・オブ・2025の候補にはコンフィデンス・マン、ドーチー、グッド・ネイバーズ、ニーキャップ、マッギー、ポーザーが選出されている。

BBCラジオ1のジャック・サンダースはチャペル・ローンの受賞について次のように述べている。「チャペル・ローンほどこの栄誉にふさわしい人物はいません。彼女は過去12ヶ月で最もエキサイティングなアーティストであり、今や次の12ヶ月のアーティストになりそうです。この成功はすべて彼女自身が成し遂げたことです。疑心暗鬼に直面しても堂々と立ち向かい、彼女のコミュニティと密接な関係を保つことでライヴや音楽活動のエネルギーを注入しています。おめでとう、チャペル! 2025年はあなたの年です!」

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2003年に始まったBBCサウンド・オブのランキングは50セント、アデル、ザ・ラスト・ディナー・パーティーといったアーティストを輩出しており、180人の音楽業界の専門家によって今後12ヶ月で「メインストリームで成功する可能性が最も高い」アーティストを選出するものとなっている。今年の候補は業界の専門家やエルトン・ジョン、デュア・リパ、ジョルジャ・スミス、ザ・ブレスド・マドンナ、サム・スミスといったアーティストによって選出されている。

これまでのルールでは対象期間に全英1位ないしは2位を獲得したアーティストは選出資格がなかったが、今年はルールが変更されており、2024年9月30日までに全英アルバム・チャートのトップ10に2枚のアルバムがランクインしていないことに変更されたことで、チャペル・ローンは候補資格を得る形となっている。

ルールの変更についてBBCラジオ1のスポークスパーソンは『NME』に対して次のように語っている。「サウンド・オブ・のリストは未来のスーパースターを予測してきた大きな実績があり、我々は定期的に基準を見直すことで視聴者による音楽の消費の仕方をより反映させるようにしています」

名声を獲得するようになって以来、チャペル・ローンは突然の名声によるストレスにも直面している。チャペル・ローンはここ数ヶ月にわたってその体験について言及しており、次のように述べている。「サイバーストーキング、ハッキング、他のファンや私たちの愛する人へのいじめ、さらにネット上での影響力と注目のために私たちや私たちの愛する人についてのデマを広めることが何ヶ月も続いており、私たち自身の安全と心の平穏のために今すぐ対処しなければなりません」

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