リアム・ギャラガーはセックス・ピストルズのグレン・マトロックがオアシスは「退屈だ」と言ったにもかかわらず、セックス・ピストルズに賛辞を寄せている。
リアム・ギャラガーはツイッターでセックス・ピストルズの楽曲をシェアしながら、彼らの音楽に出会った時に感じたことを振り返っている。
最初にリアム・ギャラガーは1977年に発表されたアルバム『勝手にしやがれ!』の全編音源へのリンクを投稿している。その後、リアム・ギャラガーは別のツイートで次のように述べている。「お前らのギターとアティテュードが珠玉の日々を象徴していなければ、俺の『チューブラー・ベルズ』にキスできたのにな」
Sex Pistols – Never Mind The Bollocks, Here's The Sex Pistols [Full Album] (HQ) – YouTube https://t.co/EX9ICrR6Gs
— Liam Gallagher (@liamgallagher) January 8, 2025
Unless your guitars and your fucking attitude resemble these nuggets of dats gone by then you can kiss my tubler bells
— Liam Gallagher (@liamgallagher) January 8, 2025
『チューブラー・ベルズ』は1973年にマイク・オールドフィールドがリリースしたアルバムで、セックス・ピストルズがEMIとA&Mとの契約を解除された後、契約を結ぶこととなったヴァージン・レコーズの第1弾リリースとなっている。
そこからリアム・ギャラガーはセックス・ピストルズのディスコグラフィから様々な音源へのリンクを投稿している。そこにはエリザベス女王在位70周年を記念して2022年に公開された“God Save The Queen”のリヴィジテッド・ヴァージョンや“Bodies”、サード・シングル“Pretty Vacant”なども含まれている。
リアム・ギャラガーは映画『ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル』より“The Great Rock ‘n’ Roll Swindle”へのリンクを投稿している。“The Great Rock ‘n’ Roll Swindle”はシンガーのオーディション2日目にレコーディングされた楽曲で、全英チャートのトップ75に6週間ランクインしている。リアム・ギャラガーは「持ってなければ、今買いに行け」と添えている。
If you don’t own it go buy it NOW https://t.co/SI5jvYh9md
— Liam Gallagher (@liamgallagher) January 8, 2025
その後、リアム・ギャラガーは次のようにツイートしている。「あのレコードが初めて目にとまったとき、ウィジャ・ボードかと思った。それで聴いてみたら、天国が解き放たれたんだ」
I remember when I first laid eyes on this record I thought it was the fucking Ouijir board then I heard it and all heaven broke lose
— Liam Gallagher (@liamgallagher) January 8, 2025
先日、リアム・ギャラガーはセックス・ピストルズのグレン・マトロックがオアシスを「退屈だ」と言ったことについて言及している。
ブロンディやイギー・ポップとも仕事をしてきたグレン・マトロックはここ数ヶ月フランク・カーターとツアーを行っており、2023年発表のソロ・アルバム『コンシークエンス・カミング』のプロモーションの中で『NME』のインタヴューを受けている。
カムバック・ツアーのニュースに対するファンの反応をどう受け止めたかについてグレン・マトロックは次のように語っている。「ずっとオアシスのことはステイタス・クォーみたいなものだと思っていたんだ。ステイタス・クォーは1回1曲でも聴けば十分だろ。オアシスもそういうところがある。1曲を1回でも聴けば十分だ。単調なところがあると思うんだよね」
グレン・マトロックは次のように続けている。「あいつらのことは知っているし、いい連中だよ。言うことは気をつけないとな。ノエルとはよく会うんだ。俺の家の近くに住んでいるんだよ。リアムはファンタスティックだと思う。彼の歌はいいよね。ジョニー・ロットンみたいなのに、うまく歌えるんだ」
「ステージで人を惹きつけるパーソナリティーがあるよね。そこに立っているだけで、人を虜にする。他の連中はどうかって? ないね。退屈だと思うよ。観に行くことはないだろうね」
グレン・マトロックは90年代中盤にオアシスと共演しそうになったことも振り返っている。「私のことを入れたいと思わなかったのは、彼らはじっと立っていられる人間を求めていたからだと思う。彼らのことを観に行って思ったのは、じっと立っている奴が一番いらないのにな、ということだったんだけどね」
リアム・ギャラガーはツイッターでこのグレン・マトロックの発言に言及して、反論している。ファンからこのインタヴューについて尋ねられたリアム・ギャラガーは次のようにツイートしている。「あいつなんかどうでもいい。シドがピストルズなんだ」
リアム・ギャラガーは1977年にグレン・マトロックが脱退した時に代わって加入したシド・ヴィシャスに言及しており、シド・ヴィシャスは70年代のパンク・ロック・シーンを象徴する人物となっている。
昨年、オアシスは長く待ち望まれていた再結成が実現することが発表されており、今年の夏にUK&アイルランドで大規模な公演が行われることが決定している。その後、再結成公演は北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることも発表されている。
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