Photo: GETTY

キッスのジーン・シモンズはロナルド・レーガン元大統領の伝記映画に参加したことへの批判について「どうでもいい」と語っている。

ジーン・シモンズはロナルド・レーガン元大統領の伝記映画のためにハロルド・アーレンとテッド・ケーラーが1933年に発表した“Stormy Weather”をカヴァーしている。映画はショーン・マクナマラが監督を務め、アメリカで今年8月に公開されている。

デニス・クエイドがロナルド・レーガン元大統領を演じ、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・ヴォイト、ミーナ・スヴァーリ、クリードのフロントマンであるスコット・スタップが出演した本作は厳しい評価を受けているが、ジーン・シモンズは参加に対する批判に反論している。

ビル・オライリーのインタヴューで映画に参加したことで批判はあったかと訊かれたジーン・シモンズは次のように答えている。「どうすれば気持ちよく言えるのかと思うけど、自分としてはどうでもいいね」

「誰にでも意見を言う権利はあるからね」とジーン・シモンズは続けている。「でも、気にならないよ。特定の政治的傾向が表れているんだと思うけど、問題ない。(ドナルド・トランプ次期大統領の熱心な支持者として知られる)ジョン・ヴォイトともつるんだりするし、いろいろ話をしたりもする。彼の政治観に同意する人もいれば、そうじゃない人もいる。でも、誰もがチャリティに寄付を行い、子どもを愛している。だから、同意できないことではなく、同意できることについて考えたほうがいいんだと思うよ」

ロナルド・レーガン元大統領のことは好きだったかと訊かれて、ジーン・シモンズは次のように答えている。「好きだったよ。彼が大統領だった時はまだまだ若かったから、何も分かっていなかったし、政治のことも知らなかった。でも、今にして思えば、興味深いことに、いつの時代の政治家もポップカルチャーの人物もその印象や感情を伝える能力こそが問題となってきた。紙に書かれたことよりも、そうしたこと、人間としての力強さのほうが重要なんだ」

「ソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領と意思疎通を図り、文字通りその壁を崩壊させ、共産主義を崩壊させることを考えた時に他の大統領を想像してみてほしい。それがレーガンだったんだ。コミュニケーションにおいて偉大な人物だった。常に彼のファンだよ。同意できないこともあるだろうけどさ。でも、だからどうした?」

映画『レーガン』にはボブ・ディランも参加しており、コール・ポーターが1934年に発表した“Don’t Fence Me In”をカヴァーしている。

一方、ジーン・シモンズは2025年4月から5月にかけて16公演に及ぶツアーを行うことも決定している。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ