プライマスは新しいドラマーの公募を行っているが、スタッフのなりすましが起きていることへの注意喚起を行っている。
プライマスは先日、長年ドラマーを務めたティム・アレキサンダーが脱退することを「完全なショック」と共に発表しており、「プライマスのドラマー/パーカッショニストというポジションに全世界のあらゆる場所から申し込みを受け付けています」とソーシャル・メディアで募集を受け付けている。この公募にはブルーグラス界からビリー・ストリングスの応募もあったことが明らかにされている。
募集では履歴書と最近演奏した映像を添付するメールアドレスが公開されている。バンドは希望するドラマーについて「派手な腕前も素晴らしいが、グルーヴ、懐の深さ、耳を傾け、反応して音楽的な会話に貢献する能力も必須です」と述べている。
12月22日に募集は締め切られたが、プライマスはインスタグラムで5000人の応募者に対してスタッフのなりすましがあることについて注意喚起している。オーディションは2025年1月に予定されているが、選考の過程でイタズラ好きの人物に悩まされていることを明かしている。
「残念なことにプライマスの担当者を装って、応募者に連絡することが面白いと思っている何人かのイタズラ好きの人物に悩まされています」
「このようなユーモアを理解できる人はまったくいないほど、その知的さと洗練さは一般の人々をはるかに凌駕しているに違いなく、ものすごくクレヴァーな人物の仕業なのでしょうが、少なくとも“注意喚起”をしておくことはプライマス陣営としての義務なのでしょう。自身の不安と萎えた性器に悩まされている悲しい人々によって騙されてしまう人がいるかもしれませんので」
プライマスは投稿の最後でバンドからドラム候補者への連絡はマネージメントからのものとなり、Eメールには素性を確認できる情報が添付されていることを伝えている。
元ドラマーのティム・アレキサンダーは脱退の理由について次のように説明している。「時が経つにつれて生活の身体面、精神面、家族にも影響を及ぼしていることに気づき始めた。そして、自分の気持ちもそこには打ち込めなくなったんだ」
「こうしたことに悩まされていることを発見した時、自分のやっていることに腰を据えて考えなければならなくなった」とティム・アレキサンダーは続けている。「私はこれまで人生で自分の道を選択したことはなかったと思う。ずっと『自分はドラマーで、音楽をやっていくんだ』と考えてきた。何が起こっても受け入れることで物事が進んできた」
プライマスは毎年恒例のニューイヤー・ライヴについて予定通り、フロッグ・ブリゲードやホーリー・マッケラルのメンバーが参加する形で行うことを発表している。
プライマスはトゥールがドミニカ共和国で開催する来年3月のフェスティバル「トゥール・イン・ザ・サンド」に出演することも決定しており、一時期プライマスに参加していたダニー・ケアリーが代役を務める予定となっている。
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