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フィニアスは妹のビリー・アイリッシュとツアーを行っていないことについて「複雑な気分だ」と語っている。

フィニアスはビリー・アイリッシュのキャリアを通して彼女のツアーに参加してきたが、最新作『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』のツアーでは初めて一緒にツアーを行っていない。

フィニアスは今年10月にソロ・セカンド・アルバム『フォー・クライン・アウト・ラウド!』をリリースしており、ソロ・ツアーに乗り出すため、ビリー・アイリッシュのツアーに参加していない。

ジェイク・シェインのポッドキャストに出演したフィニアスはビリー・アイリッシュのツアーに参加していないことについて自身の思いを語っている。「すごく複雑な気分だよね。一度に二つの場所にはいられないからってそうすることにしただけなんだけどね。自分のツアーと妹のツアーを同時にはできないからね。妹がツアーをしたいのに、邪魔するようなことはしたくなかったんだ」

フィニアスは次のように続けている。「それで良かったのは何度かしかライヴを観たことがなかったから、素晴らしかったよ。彼女のライヴはすごいと思う。自分がいなくて、損なわれてしまったものもない。妹は素晴らしいよ。出ていって、1〜2曲やることもあるけど、妹はこれまででも最高のライヴをやっているんじゃないかな。それは良かったよ」

「常に電話はしているんだ。彼女はアスリートのように休養を取ったり、フィジカル・セラピーを受けたりしていてね」とフィニアスは続けている。「大丈夫かどうか確認しているだけなんだ。いなくなる前も、いなくなってからも常に言っているのは『仲間が必要になったら、駆けつけて、ツアーにも参加して、一緒にいるようにするよ』ということなんだ」

フィニアスは今回のビリー・アイリッシュのツアーにも時折参加しており、ニューアークのプルデンシャル・センターで行われた公演やマディソン・スクウェア・ガーデンで行われた3公演ではステージに立っている。12月21日にロサンゼルスのフォーラムで行われた公演でもライヴの終盤でフィニアスはビリー・アイリッシュのステージに参加している。

先日、ビリー・アイリッシュもインタヴューで兄のフィニアスがいない状態で初めてツアーに出たことについて語っている。「これまでの人生では兄なしでライヴをやったことがなかった。兄なしで演奏したり歌ったりすることがほとんどなかったの。ツアーには両親もついてきていない。来てくれることもあるし、それは素晴らしいんだけどね。でも、これまでとは違う枠組みにしたの」

兄のフィニアスなしでツアーに出る準備はできていたかと訊かれると、ビリー・アイリッシュは次のように答えている。「できていたと思う。2年ぐらい前からこうなることについては話をしていた。2年前から家族の中では分かっていたことだった。私たちとしては『きっと素晴らしいことになるわ』という感じで、そうあるべきだと思っていた。その後、ツアーに出る2週間前にはちょっと悲しく、切なくて、感情的になったけどね」

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