ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』が全米アルバム・チャートでチャートイン700週目を迎えている。
1991年にリリースされた『ネヴァーマインド』は700週を迎えた9枚のうちの1枚となっており、ベスト盤ではなく、この記録を達成したのはわずか4枚となっている。これは連続ではないものの、チャート上で13.4年を過ごしたことを意味し、最新のチャートの順位は120位となっている。
同じような記録としてはピンク・フロイドの『原子心母』は990週ランクインしており、メタリカの『ブラック・アルバム』は767週、ブルーノ・マーズの『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』は706週ランクインしている。
ベスト盤は息の長いセールスが続く傾向にあり、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのベスト盤が865週、ジャーニーのベスト盤が835週、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのベスト盤が724週、エミネムのベスト盤が714週、ガンズ・アンド・ローゼズのベスト盤が704週ランクインしている。
ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』は1991年9月にリリースされて、翌年マイケル・ジャクソンの『デンジャラス』に取って代わる形で全米1位を獲得しており、3000万枚以上のセールスを記録している。
2021年、『ネヴァーマインド』の30周年に際してデイヴ・グロールは“Smells Like Teen Spirit”の作曲プロセスについて振り返っている。
「カートの思いついたリフが好きだったんだ。パーカッシヴだったからね。コードの間にあるミュートされたストロークがドラムのパターンと合っていたんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「正直、あの頃はピクシーズをよく聴いていたんだ。『ボサノバ』の頃だよね。楽しかったな。毎日、新曲が次から次へと生まれていた。クリス・ノヴォゼリックが『ネヴァーマインド』に入ることになった曲や使われなかったリフのアイディアをラジカセで録音していたんだ」
「もちろん、そうした曲がこんな風になると超能力的な予知をできる人間はいなかった」とデイヴ・グロールは続けている。「納屋みたいな小さなリハーサル室でロックしていた。歌詞がどんなものになるかは分からなかった。カートのメロディ・パターンは演奏する度に変わっていたしね。スタジオでレコーディングしてみるまではあの曲にパワーに気づいていなかったんだ。歌詞や音楽だけでなく、曲のグルーヴがパワフルだった。みんな、“In Bloom”や“Lithium”、“Breed”のほうが気に入っていた。レコーディングしている時は“Smells Like Teen Spirit”にそんなに関心を払っていなかったんだ。いい曲ぐらいに思っていたんだよ」
ニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリックは新バンドであるザ・ボナ・ファイド・バンドでカート・コバーンの故郷でニルヴァーナのデビュー・シングルである“Love Buzz”を演奏している。
新バンドはスクリーミング・トゥリーズのマーク・ピッケレル、ジリアン・レイ、ジェニファー・ジョンソン、ケイシー・ムーアというメンバーで、6月にワシントン州アバディーンで開催されたメイク・ミュージック・デイに出演している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.