オリヴィア・ロドリゴは日本をはじめ世界各国の女性を支援する団体に多額の寄付を行っている。
米『ビルボード』誌によれば、オリヴィア・ロドリゴは『ガッツ』ワールド・ツアーのチケット収入から女性の問題に取り組む主要団体に多額の寄付を行うことを発表している。
オリヴィア・ロドリゴはこれまでも性と生殖に関する権利に声を上げてきており、『ガッツ』ワールド・ツアーに際して自身のチャリティ「ザ・ファンド・4・グッド」も立ち上げていた。
今回の寄付の総額は200万ドルを超えるものになるとのことで、女性の教育、性と生殖に関する権利、ジェンダーに基づく暴力の防止などに取り組む10団体に分配される。
対象の10団体はアメリカのナショナル・ネットワーク・オブ・アボーション・ファンズ、カナダのウィメンズ・シェルター、ヨーロッパのウィメン・アゲインスト・ヴァイオレンス、タイのプラタナディー・ファウンデーション、韓国のコリア・ファウンデーション・フォー・ウィメン、香港のハーモニー・ハウス・リミテッド、シンガポールのアイダ、日本のNPO法人である女性ネットSaya-Saya、オーストラリアのウェスネット、フィリピンのジャパイゴとなっている。
オリヴィア・ロドリゴは今年10月に初のフィリピン公演を行っており、その公演の収益もジャパイゴに寄付されている。
その際にオリヴィア・ロドリゴは次のように述べている。「マニラ滞在中にこの団体を訪問して、フィリピンの女性に医療を提供している活動に感銘を受けました。今回の公演は本当に特別な公演で、意義深い旅になりました。感謝している言葉では足りません。愛しています」
オリヴィア・ロドリゴはキャリアを通して性と生殖に関する権利の自由を訴えており、2022年に「ロー対ウェイド」事件の判決が最高裁によって覆された時「胸を痛めている」と述べていた。
「私たちの身体は政治家の手にゆだねられるべきではありません。権利を守り、安全な中絶ができるように声を上げてほしいのです。こうした権利を得るために私たちより前の世代の多くの人々が懸命に取り組んできました」
それ以降、オリヴィア・ロドリゴは最新作『ガッツ』のワールド・ツアーでアフターピルとコンドームを観客向けに配布する試みも行っている。
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