キッド・ロックはドナルド・トランプ次期大統領に司法長官に指名されたパム・ボンディと会って、コンサート・チケット業界の現状について語ったことを明かしている。
キッド・ロックは自身のインスタグラムでパム・ボンディとの写真を公開して、司法長官や政権全体と緊密に協力し、チケット購入をめぐる現在の問題に取り組むつもりだと説明している。
「もうすぐ司法長官になるパム・ボンディと食事ができるなんてなんてことだろう」とキッド・ロックは述べている。「彼女や政権全体と共にコンサート・チケット購入をめぐる大問題に取り組むのが楽しみだよ。デタラメで金を奪って、騙してきたボット、ダフ屋、会場、チケット会社、マネージャー、アーティストをやっつけようと思うんだ。何十年も続いてきて、悪くなる一方だからね」
キッド・ロックは次のように続けている。「この問題を解決する手助けをしたい当事者はテーブルに着いてくれ。そうでなければ、結果を思い知ればいい」
チケットマスターはここ数年、論争の渦中にあり、2022年にはテイラー・スウィフトの「ジ・エラズ」ツアーのチケット販売で、「尋常じゃなく高い需要」があって「需要に応えるためのチケット在庫が不十分なため」チケットの一般発売が中止となることを直前で発表する事態となっていた。
それを受けてテイラー・スウィフトは次のように述べている。「私がファンを非常に大切にしていることは言うまでもありません……こうした関係性や忠誠心を併せ持つ外部の団体を信じることは難しいことです。何の手立てもなくミスが起こるのを見ているのは耐え難いことでした。チケットを入手するのに苦労したのには複数の理由があります。この状況を改善できる方法を見出そうとしているところです」
「私は言い訳をするつもりはありません。何度もこれだけの重要に対応できるのかと問い合わせたが、できると断言されました。240万人がチケットを入手したことは本当にすごいことですが、多くの方がチケット不足を体験したことは腹立たしいことです」
同年、チケットマスターはダイナミック・プライシングというスキームも導入しており、これはチケットの需要に応じて価格が変動するもので、チケットマスターはチケットが「市場価格」であり、「需要に基づき、いつでも増減する可能性があり、これは航空券やホテルの部屋がどのように販売されているかと同様です」と述べていた。
今年4月、チケットマスターの親会社であるライブ・ネイションはコンサート・プロモーションとチケット販売業務がライブ音楽業界で競争が損なわれることになったとして米司法省によって提訴されている。
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